授業の活性化で、学園全体の成長につなげるー夏期教員研修
8月28日(木)と8月29日(金)の2日間にわたり、夏期教員研修を実施しました。本校で1年に3回行われるこの教員研修では、学校のビジョンを再確認し、今後の変化する時代に必要な教育についてお互いに考え共有します。



今回の研修では、原点に立ち返り、本校ならではの思考力を伸ばす授業を、改めて見つめ直し創造することが目的でした。
まずはこれまで本校で実践されてきた教科横断型授業の紹介が行われ、各自が自身の授業を振り返りながら、今後どのような授業を展開していけるか考える時間が設けられました。
その後のアイデア出しの場では、どの教室でも「楽しそう!」「それ私もやりたいです」といった声が自然と上がり、新しいプロジェクトの可能性に生き生きとしている表情が見られました。思いがけない教科とのつながりや、普段の業務で関わりの少ない教員同士の対話からは、新鮮な驚きや納得感、エネルギーがあふれており、今後の授業展開に期待が膨らみました。



大橋清貫学園長からは、これからの教育のあり方や教員の姿勢について改めてお話がありました。「生徒に与える情報や教育に対して、天井を設けずどこまでも貪欲な姿勢を持ってほしい」という力強いメッセージに、教職員一同、身の引き締まる思いを抱いたことでしょう。生徒の成長のために教員自身も成長し続けることが、学園全体の発展につながるという意識が共有されました。


自分だけの考えを持てるようになるために、今後もロジカルに物事を考えられるようにする授業を展開していきます。
2日目にはAIとの関わり方についてのディスカッションや、昨年度に続いてSEE Learning(Social, Emotional and Ethical Learningの略)の体験授業なども行われました。

また、本校に在籍する38名のIT(International Teacher)と日本人教員との関係性を深めるワークも、言語の壁を越えてとても良い雰囲気で行われました。貪欲な姿勢で学ぶことも多様性を尊重する姿勢も、教職員がまずは実践をし、生徒とともに相互作用しながら成長していきます。



校務分掌、学年、教科ごとの会議なども行い、新学期からの教育活動に向け、具体的な改善点や計画を練り直す良い教員研修となりました。これからもより良い教育活動に取り組むべく、日々研鑽を重ねていきます。





