教育理念
12のコンピテンシー

三田国際科学学園では、変化し続ける世界で求められる「12のコンピテンシー(能力・行動特性)」の育成を教育目標に掲げています。授業では、コンピテンシーを各単元の到達目標や評価基準に反映させ、学校行事や部活動においても、目標達成に必要な要素として位置づけています。それぞれの活動において必要なコンピテンシーを明示することで、生徒自身が意識を持って取り組めるよう工夫されています。こうした学びを通じて、生徒たちは着実にコンピテンシーを身につけていきます。
創立から受け継がれる『知好楽』

『人生に於ける全てのことは知ることから始め、それを好きになり、最後に楽しむ境地に至ったときこそ、初めて自分のものになり、豊かなものになる』
孔子の教えに由来する『知好楽』は、123年前の創立時から受け継がれる教育理念です。創立者、戸板関子が「楽しさの中にこそ、人間の進歩がある」という思いとともに掲げたこの建学の精神は、時代が変わっても学ぶことの本質は変わらず、未来を切り拓く原動力となることを伝えています。
『知』 知識 / 技能
あらゆる学びの入り口
すべては知ること、知識や技能の獲得から始まります。一人ひとりの知的好奇心を刺激し、可能性を広げる多種多様な学びが、学校生活のあらゆる場面に用意されています。
『好』 応用 / 実践
好奇心・探究心の源
身につけた知識や技能を実際に使うことで、理解がさらに深まり、「好き」が芽生えます。この気持ちが「もっと知りたい」「自分なりに探究したい」というエネルギーの源となります。
『楽』 批判 / 創造
自ら学び、創造する力
「楽」は自ら道を切り拓いていくステップ。今までの “あたりまえ” や “思い込み” を見直し、自分自身に問いかけてみること。その問いを探究していく中で、自分の世界が押し広げられていく喜びが、学ぶ楽しさへとつながります。さらに、一人ひとりの豊かなオリジナリティが形づくられていく中で「伝えたい」という思いが生まれ、大いなるクリエイションの種となります。学ぶ楽しさを実感しながら、生きることを主体的に楽しみ、世界に貢献していく力が育まれていきます。