『第一回発想の自由人コンテスト』開催!
『第一回発想の自由人コンテスト』開催レポート
7月25日(土)、『第一回発想の自由人コンテスト』を開催しました。

本校には、「発想の自由人たれ」という教育目標があります。式典や教員研修はもちろん、生徒たちの企画にも度々登場するこの言葉は、私たちの教育活動全体に深く浸透している大切なスローガンです。
この言葉に背中を押されるようにして、生徒自身が立ち上げたのが今回のコンテストでした。多様な背景や趣味、将来の目標を持つ仲間たちのアイディアや取り組みを共有し合い、学内にさらなる発想の連鎖を生み出したい――そんな思いからスタートした試みです。
急遽決まった企画だったため、告知から応募締め切りまではわずか1ヶ月ほど。それにもかかわらず、1次審査には驚くほど多くのアイディアが集まりました。親子喧嘩を止めるハイテク技術の提案、友人と楽しみながら学べるアプリの開発、大好きな食べ物を掛け合わせた斬新な新メニューなど、ジャンルも様々。生徒たちの内に秘められた発想の豊かさに、あらためて驚かされるばかりでした。
想定以上の応募があったため、当初は予定していなかった「準決勝」を急遽設置することに。1次審査を通過した生徒たちには1ヶ月の準備期間が与えられ、社会人アドバイザーの方々と伴走しながらアイディアをより一層磨き上げていきました。


そうして狭き門をくぐり抜け、決勝戦へと駒を進めたのは7組の個人・グループです。
決勝戦の舞台には、第一線で活躍される保護者の方々や企業の方々を豪華な審査員としてお招きしました。数百人の観客と審査員を前にしたプレゼンテーションと質疑応答は、かなりの緊張感に包まれていました。
しかし、登壇した生徒たちはそのプレッシャーを乗り越え、堂々と自分たちの思いを発表してくれました。発表ごとに生徒らしいユーモアで笑いが起こり、発表後には温かい大きな拍手に会場全体が包まれるなど、終始なごやかな雰囲気の中でそれぞれの思いが届けられました。その頼もしい姿は、見守る同級生や後輩たちにとっても大きな刺激となったはずです。






また、今回はゼロからの企画だったこともあり、イベントの運営自体も生徒有志の手で行われました。生徒たちが自らスタッフを集め、タイムキーパーや撮影、全体の進行などを自分たちで担当。ステージに立った発表者だけでなく、裏方としてイベントを作り上げた生徒たちにとっても、非常に得難い経験となりました。



個人の経験を国際的な支援活動へとつなげた生徒。授業での学びを発展させ、社会と接続しながら動かす生徒。自らの趣味を突き詰めてプロダクトを作り上げ、人の輪を広げようとする生徒。部活のコーチングを最新のテクノロジーでアップデートすることを試みた生徒。アイディアを思い描くだけでなく、自分たちの手でかたちにしていく力が着実に育っていることを実感しました。


今回見事「大賞」に輝いたのは、校内で捨てられていく靴を再利用し、ザンビアの子どもたちへの寄付へとつなげる支援プロジェクトを提案した高校1年生の生徒でした。そのほか「アクション賞」や「アイディア賞」、さらには急遽設けられた「偏愛賞」が中学1年生のアイディアに贈られるなど、個性あふれる取り組みが称えられました。
初めての試みであり、「ゼロ」から1を生み出す試行錯誤の過程で、まだまだ改善できるところもあったと思います。それでも、生徒たちが生み出した熱量は確かなものでした。次年度はさらに多くのアイディアが集まり、学園全体がより一層活気づくことを期待しています。