MSTC MEDICAL SCIENCE TECHNOLOGY CLASS & COURSE メディカルサイエンステクノロジークラス & コース
研究者として
踏み出す第一歩
1年次に多様性に富んだ環境で得た刺激やサイエンスサイクルを、
研究という分野で積極的に活かし、未来へとつなげます。
大学並みの研究環境で、専門的な知識を持ったスタッフが
研究をサポートします。
POINT|自分だけの研究を持つ喜び
  • 興味や好きを突き詰め、4年間研究に没頭できる環境
  • 1年次は ISC で学び、中2からスタートするクラス
  • 国内外での研究成果を発表する機会の豊富さ
  • 博士号を持つスタッフ・サイエンスコミュニケーターが研究をサポート


MSTCの特徴

中学

中2からMSTCがスタート

1年次にISCで学び、理数系や情報分野への意欲が旺盛な生徒は、2年次からMSTCに属します。専門性を深めた研究に挑戦し、創造的な発想を実践に活かします。
ISCについて

【基礎研究α】世界で最初に発見する喜び

中学1年次に「サイエンスリテラシー」で身につけた科学的アプローチを実践する場として、2年次からは「基礎研究α」が始まります。自分の興味に基づいて講座を選択し、研究課題を設定して自ら調査・研究を行い、紀要にまとめます。この研究活動は高校MSTCで行う「基礎研究β」へと発展的に引き継ぐことも想定しており、4年にわたって1つのテーマを研究することも可能です。
[開講講座例]※2026年度実施 【科学】科学の目を養う/【数学】自分で創る数学/【プログラミング】Tech!/【化学・芸術】焼き物を科学する/【物理】本気で物理する
【生徒インタビュー】
研究のサイクルを回すと
授業もつながり始める
高校MSTC 1年 N・Rさん
研究テーマ:金属調釉薬とビスマスを用いた釉薬の作成
金属のような金色のビスマスを以前作ることができた経験から、ビスマスの結晶が持つ虹色のような色を釉薬で再現できたら面白いのではないかと考え、ビスマス釉薬の研究を始めました。研究を進める中で、本来は結晶の配列によって色が現れるはずのビスマスが透明になる現象に出会い、この謎を解明するために、ビスマスを含む透明なガラス状材料の研究も行いました。最近になって、ビスマスが耐熱容器「るつぼ」に含まれるアルミナという物質や土の細孔に浸透したときに、透明層が確認できました。
研究で面白かったこと、自分が成長できたことはなんですか?
実験で仮説とはまったく違う結果になり、わからなくなることがありますが、繰り返し実験をすることで徐々に現象を理解できるようになる過程が面白いです。また、常に研究で問いから始まるサイクルを回していたら、理科の授業をビスマス釉薬の研究にも結びつけたりできるようになって、物事の結びつきに気づくことができるようになりました。
サイエンスリテラシーは役立っていますか?
問いを立てる力が身についたと思っています。問いのサイクルを今まで回してきた分、日常でも問いを見つけやすくなりました。問いが立つとその物事をずっと考えて、それが解決したらまた次の問いが出てきて、という感じでずっと連鎖していくんです。長いスパンでも必ずまた問いに戻ってくるというのが習慣化されましたね。それがサイエンスリテラシーの良さだし、研究にもつながっていると思います。
今後の目標があれば教えてください。
ビスマスは人間にとって少し有毒な物質ですが、その魅力的な色を釉薬で出し、食器として安全に使えるようにしたいです。高校では安全性にも注目しながら、釉薬の研究を続けていきたいです。
(写真:ビスマスを焼成したときにできたガラス片)
今後の目標があれば教えてください。
【生徒インタビュー】
答えが決まっている研究に
本当の面白さはない
高校MSTC 1年 F・Mさん
研究テーマ:メダカの体色が環境から受ける影響
周りの色によって体の色が変わるという、メダカの体色変化の研究をしていました。一番面白いと思ったのは、メダカの体の色がもとのものよりも濃く発色して、数値だけではなく目視で確認できたときです。逆に、目視の状態と数値で違いがあるときは理由がわからず苦労しました。先生に相談し、色を析出する範囲の問題だとわかり、そこから明度と彩度を数値化してヒートマップにまとめました。データを分析した結果、4つほど考察を出すことができました。
なぜ現在の研究テーマにしたのですか?
小学生の頃から、答えを知っている状態で行う実験は本当の面白さじゃないなと思っていて、不思議に思ったことを自分で問いにして、自分が主体となる活動をやりたいなと思っていました。まずは生物に興味があったので、手に入りやすくかつ大量に実験ができそうなメダカを研究対象に選びました。そしてメダカについてネットで調べて、沢山の知識をつけました。自分が知ったことや疑問に思ったことをメモに書き出したうえで、自分が一番面白いなと思ったことを先生方に相談して、現在の研究テーマにたどり着きました。
研究活動を通して成長したことと、今後挑戦したいことを教えてください。
一番は計画力だと思います。家でメダカを飼育していたので、家と学校でできることを自分の頭の中で順序立てながら2年間過ごしてきました。中1のサイエンスリテラシーで、知りたいことを自分の中で明らかにしてから実験に取り組むということを学んだので、それが基礎研究に活かせたなと思います。高校では、誰もやっていないようなところに足を踏み入れて、世界で自分しかできないということを経験してみたいなと思います。
研究活動を通して成長したことと、今後挑戦したいことを教えてください。
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高校

目指す進路

カリキュラムは、理系学部への進学を想定して国内・海外どちらの受験にも対応しており、希望の進路に応じて選択・自由科目を選ぶことができます。また、総合型選抜・推薦入試を視野に、研究分野のプレゼンテーションの指導も行います。
カリキュラムについて
【基礎研究β】自分だけの研究を持つ
高校1~2年次の「基礎研究β」は生徒一人ひとりがテーマを設定して研究活動を行うプログラムです。専門的な研究分野を持つ教員やサイエンスコミュニケーターが伴走しながら、生徒は自ら計画を立てて研究を進め、自律した研究者としての姿勢を培っていきます。
研究テーマ例
  • 培地硬度と放線菌育成の関連性検討
  • 生物由来の化合物を探索する天然物化学:微生物変換に注目した新規化合物の探索
  • 3Dプリンタを用いたドローン用静音プロペラの開発
  • ドローンと地上を走行するロボットを組み合わせて荒れた場所を走行するロボットの製作
  • ユーグレナ肥料の開発と水耕栽培 化学肥料低減に向けた新肥料の開発
  • 菌類の電気信号におけるNNを用いた解析
  • 非弾性衝突を考慮した量子トンネル現象の一般化
  • がん転移における配列変異傾向の解析
  • ミツバチにおける鏡像自己認知の有無を再評価する
  • 小脳が司る社会認知の解明
  • 生物模倣ロボットによるアンモナイトの生態解明
  • 光が放線菌に与える影響とその応用
  • 日本の動物園で飼育されているレッサーパンダの行動研究を通した保全への貢献
  • 地下鉄における風力発電の実現可能性
  • 発話に対する発達・老化について
  • 膜タンパク質の膜貫通回数と疾患関連性の解析
【生徒インタビュー】
災害対応ロボット
ー見る側でなく
作る側になるー
高校MSTC 2年 A・Sさん
研究テーマ:新たな不整地走行ロボットの開発
昔から先進的な技術に興味がありましたが、「見る側でなく作る側になりたい」と思い、ロボットの研究を始めました。「災害対応ロボット」に着目したとき、既に多くの研究が行われていたため、自分の研究に独自性を出すことが課題でした。先行研究では操作が大変そうだったので、ドローンをサポートとして用いることで、不整地をより容易に走行できる方法があるのでは、と考えました。ドローンは障害物を乗り越えられる一方で継続稼働時間が短く、地上移動ロボットは長時間稼働できるものの走破性に課題があります。それぞれの長所を生かし、短所を補い合うロボットの開発を目指そうと思いました。
研究で面白かったこと、自分が成長できたことはなんですか?
研究で面白いと感じるのは、今まで「やったことのないこと」ができたときや、「知らなかったこと」を知ることができたときです。僕は研究での経験が初めてのことばかりだったので、行う作業すべてが新鮮でした。成長できたことは、研究に関する知識はもちろん、「自分の研究を伝えるにはどのように表現すればいいか」ということを考えることが多かったので、人に伝える力ですね。あとは継続力です。夏休みもロボットを組み立てるために学校に通っていました。外部で発表できるものを作りたいという目標があったので、本当によくラボに通っていましたね。進捗報告会が毎週あるので、研究に取り組み始めてからは「自分が始めた研究だから極力全部答えられるようにしておこう」と思うようになりました。
MSTCはどんな雰囲気ですか?
とても明るくて、様々な考えや趣味、個性を持った人がのびのびと生活しているクラスだと思います。各々が多様な興味関心を持っていて、それぞれ違うテーマで研究をしています。クラスメイトと話しているだけでも、色々な分野の情報や研究を知ることができますし、自分の研究の話や議論もすることができてとても楽しいです。
今後の目標があれば教えてください。
今はまだ試作段階の機能が多いので、実験を繰り返して実用性の高いものを作っていきたいです。また、その過程で外部発表にも積極的に参加して意見をもらい、先行研究をなるべく多く見つけて自分の研究に活かしたいと考えています。また、災害の環境を擬似的に再現した実験も行ってみたいです。将来的には、宇宙探査などに興味があります。災害対応ロボットは必要な情報を収集するものですが、やっぱり未知のものを知るためのロボットというものを作ってみたくて。自ら動いて知らないものを知ることができるってすごく楽しいことだと思います。
今後の目標があれば教えてください。
<表彰実績>
第11回 高校生国際シンポジウム 口頭発表 社会科学・社会課題分野 優良賞
【生徒インタビュー】
静かなドローンを作りたい!
高校MSTC 2年 M・Sさん
研究テーマ:生体模倣トロイダルプロペラによるドローンの静音化
プロペラの静音化の先行研究を調べていくなかで、トロイダルプロペラという輪っか状のプロペラがあることがわかりました。分野を広げてさらに調べると、船のスクリューで使われているプロペラの端にクジラのヒレをまねて凹凸をつけることで静音化するという先行研究があり、2つの技術を組み合わせたら静かになるのではと仮説を立てました。初めての3Dモデリングに苦戦しながらも、先生や先輩方に教えていただき、輪っか状のプロペラに凹凸をつけて3Dプリンターで印刷し、モーターに取り付けて音響実験をする、ということを行いました。
中学の基礎研究αでの経験で良かったと思うことは何ですか?
中学のゼミはラフに話し合える雰囲気で、みんなが好きなものについて語り合う感じでした。そこで色々な人の感性に触れられたことはすごく良かったです。最終的には卒論にまとめて学園祭でポスター発表を行いました。かなり今の研究にも活きていますし、中学生の時点で人に説明する力を養えたことはすごく大きかったなと思います。人に説明することは慣れが大事なので、高校生になって発表する機会が増えてもつまずかなかったですね。
高校生でなぜ今の研究をやろうと思ったのですか?
元々物理が好きだったので物理系の研究をしたいと思っていました。学校で映像班という有志団体に所属していて何か新しいことをしたいなと思ったときに、小さい頃から興味があったドローンを使って撮影してみたいなと思いました。しかしドローンは人に近い場面だと騒音のせいで不快感を与えてしまうので、静かなドローンで撮影できたら良いなと思って、ドローンの静音化を研究テーマに選びました。
今後の目標や将来やりたいことを教えてください。
UTokyoGSC-Next*で採択していただいたので、大学の研究室をお借りしてこのプロペラのシミュレーションをしたいと思っています。研究は自分の中ですごく楽しいことですし、色々な人の意見だったり研究について聞くのも好きなので、どんどんシンポジウムや学会に出たいなと思っています。明確には決まっていないのですが、高校を卒業したあとも何らかのかたちで研究活動や探究していくことは続けたいですね。
今後の目標や将来やりたいことを教えてください。
東京大学で行われている革新的な科学技術人材を育成する研究活動プログラム
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表彰実績

  • 第57回国際化学オリンピック アラブ首長国連邦大会 銀メダル (2025)
  • 文部科学大臣特別賞(2024)
  • JSEC(高校生・高専生科学技術チャレンジ)敢闘賞(2024)、優秀賞(2022) 他 日本ガイシ賞(2023)>日本代表としてリジェネロン国際学生科学技術フェア(Regeneron ISEF)2024に出場
  • Global Link Singapore 2025 Applied Science Category 2nd Prize、Basic Science Category SPECIAL FOCUS PRIZE-Presentation-
  • 第20回 全国物理コンテスト 物理チャレンジ2024 優良賞
  • 化学グランプリ 関東支部長賞(2024,2025)
  • 第14回 高校生バイオサミットin 鶴岡 優秀賞、審査員特別賞
  • 高校生理科研究発表会 奨励賞(2023)、優秀賞(2025)
  • 水中ロボットコンベンション in JAMSTEC ジュニア部門 優勝(2023)、準優勝・JAMSTEC特別賞(2024)
  • サイエンスキャッスルワールド2025 口頭発表 優秀賞 他
  • つくばScience Edge 口頭発表部門 銀賞(2023)・創意指向賞(2024)
2025年度までの抜粋

外部での発表や研究が成長の場になる

学内での研究に加え、大学などの研究機関で最前線の学びをすることで、貴重な経験や知識を積むとともに、自分の研究や進路を新たな視点で振り返ることができます。今後、大学や専門機関との連携をさらに強化していく予定です。
  • サイエンスキャッスル研究費 ものづくり0.THK 賞 2024 採択
  • iGEM 2023 Grand Prize Winner High school(外部チームに本校生徒も参加)
  • 東京大学 UtokyoGSC-Next(旧名称:東京大学 Global Science Campus) 第三段階選抜(研究室配属)(2021,2022,2024,2025)
  • 東京農工大学 Global Science Campus 2021 採択


英語の習熟度別授業

英語の授業はISCと同じく、習熟度別に3つのグループで展開します。


高校2年生 海外研修(シンガポール)


高校2年生 海外研修
(シンガポール)

高校ではコースごとに高校生活の集大成となる研修が設定されています。


カリキュラム

各クラス・コースのカリキュラムをご覧いただけます。


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