Utopia-MITA International Festival 2025
10月25日(土)・10月26日(日)の2日間にわたり、MITA International Festival 2025(以下MIF)を開催いたしました。雨が降り肌寒い気候での開催となりましたが、ご来場の皆さまの温かな笑顔に包まれ、2日間とも盛況のうちに終えることができました。2日間を通してお越しいただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。




今年のMIFのテーマは「Utopia」。「理想の学園祭」を目指し、一人ひとりが発想の自由人となって笑顔あふれる最高の思い出を作ろうという願いが込められています。生徒全員が沢山の努力と情熱で学園祭を創り上げ、準備期間から全力で取り組んでまいりました。
本校では、学びのサイクルを身につけ習慣化し、自律した学習者となることが今後の変化する時代において必要だと考えています。そうした日頃の学びの成果を披露する場として、MIFの大きな見どころとなっているものが、プレゼンテーションです。

中学1年生は全員が自己理解をテーマに発表を行い、視聴覚室では中学1年生と高校1年生の選出された代表によるプレゼンテーションや英語でのレシテーション・スピーチが行われました。
また、9月に完成した発想の拠点ゼロワン(Zero to One)では、中学3年生によるゼミナールの成果発表や、メディカルサイエンステクノロジーコースの高校生による研究発表、ポスターセッションが行われました。





どの場所でも自分の言葉で自分の夢や研究について話す生徒の姿は、自分の未来を主体的に切り拓いていく力強さを感じさせました。来場者の方からフィードバックをもらったことで、生徒たちは新しい発見をヒントにし、次の学びへとつなげてくれるはずです。



また、例年同様、お越しいただいた方々に心から楽しんでいただけるような様々な催しが行われました。学年企画では、高校生が飲食の販売や様々な工夫を凝らしたアクティビティ、中学2年生がEdutainmentをテーマに、楽しみながら学ぶ企画を行いました。



本校が大切にしている“思考する時間”を来場者の方に体験していただけるよう、知的探究心を刺激する仕掛けを盛り込みつつ、エンターテイメント性あふれる工夫が随所に見られました。理系的な発想、国際的な視点、リベラルな発想など、同じ学年でありながら、各クラスの特性に応じた個性の異なる多彩な切り口の企画が並ぶことで、来場者の皆様には「学びの多様性」と「楽しさ」を同時に味わっていただけたのではないでしょうか。


装飾から企画の設定など細部までこだわりが見え、来場者の方々もとても楽しみながら体験していただけているようでした。
中学3年生は毎年恒例の身体表現をホールで行い、今年のテーマである「Utopia」と学校生活を掛け合わせたストーリーを、演技やダンスなどを通して全身で表現しました。



学年企画のみならず、志を持つ生徒がクラスや学年を越えて集まった、有志団体による企画も例年同様数多くありました。「電子チケットを導入したい」という有志団体の生徒たちの声から昨年実現した入場システムは、今年も大きなトラブルなく、スムーズに運用されました。


実際に留学に参加した生徒による留学についての詳しい説明や、幸福度を高めることを目的としたモールドール作りのワークショップなど、様々な企画が賑わいを見せていました。
中学1年生から自分の興味関心を掘り下げる技術を学び、思考錯誤を繰り返しながら行動に移していくというサイクルが、本校では日常的に行われています。興味関心を見つける姿勢や探究していく行動力、何よりも実現したいという生徒の気持ちを後押しする文化が本校にはあります。





あいにくの天候により屋外での活動は中止となってしまいましたが、屋内で行われた部活動体験には多くの方にご参加いただきました。好きなことに向かって真剣に取り組む生徒の姿から、本校の雰囲気を感じていただけたのではないでしょうか。
ステージではポップダンス部や新体操部、吹奏楽部、演劇部などが日頃の成果を披露し、圧巻のパフォーマンスに会場全体が拍手で包まれていました。






今年度も、ご来場いただいた皆様に最初から最後まで快適に過ごしていただけるよう、学校全体がおもてなしの気持ちを持ち来場者の方々をお迎えしました。例年行うキャンパスツアーも多くの方にご利用いただき、盛況のうちに終えることができました。会場案内や当日の誘導、映像配信なども生徒が主体となって行い、今年度のMIFを生徒が一体となって支えていました。



誘導や運営、お客様のご案内において、ご不便をおかけした点も多々あったとは思いますが、会場に足を運んでくださった皆様、また今回のMIFを開催するにあたりご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。今後も成長した生徒たちの姿、またそんな彼らが作り上げるMIFに、ご期待ください。














