行事
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2月20日(月)、第2回音楽会を開催しました。めぐろパーシモンホールを会場に、昨年同様、中学・高校それぞれの開催となりました。クラス単位の合唱コンクール形式で実施される音楽会。中1〜高2の各クラスが、本番当日に向けて早朝や休み時間、放課後に練習を積み重ねてきました。審査結果は次の通りとなりました。
【指揮者賞】中学:2年A組 高校:2年E組
【伴奏者賞】中学:2年D組 高校:1年B組
1年生にとってはじめての音楽会です。開会前の時間にも、客席のそこかしこから練習する声が聞こえてきていました。校内で行ったリハーサルとは勝手の違うこともたくさんある中、最後まで立派にステージ上で歌い上げてくれた1年生。なにより音楽会を楽しんでいる様子が伝わってきました。
金賞
H組 Let's Search for Tomorrow
銀賞
G組 HEIWAの鐘
銅賞
B組 明日へ
2年生。1年前、慣れない校外のホールで緊張して、練習の成果が思うように発揮できなかった彼らとは別人のような堂々とした姿がありました。3年生は、3年間1クラス、ずっと同じメンバーで、ともに学び、泣き、笑いしてきました。高校からは新しい仲間が加わることとなり、このメンバーだけでの行事は最後。見事に有終の美を飾りました。
金賞
3年A組 時の旅人
銀賞
2年A組 あなたへー旅立ちに寄せるメッセージー
銅賞
2年F組 輝くために
クラスがひとつになるのに最後まで苦慮したクラスもあれば、指揮者を中心にして歌の世界観を表現することに挑戦したクラス。4クラスだけの学年ですが、それぞれこの日に向けて真摯であったことが伝わる合唱で、クラスのカラーがよくあらわれていました。また、音楽選択の生徒たちによる、ヘンデルの「ハレルヤ」の大合唱も披露。エネルギッシュな先輩の姿を見てきた1年生、来年のさらなる飛躍が楽しみです。
金賞
C組 あなたへー旅立ちに寄せるメッセージー
銀賞
D組 証
2年生にとって最後の音楽会。昨年11月に長期留学を終えて帰国した生徒にとっては、最初で最後の音楽会でもありました。スピーチでも「それぞれの道」というフレーズが出てきたように、これからは、一人ひとりが将来の進路を考え、異なる目標へと向かう、自分自身との真剣勝負の時間です。凛々しい表情に、残り1年となった高校生活への思いが見て取れました。
金賞
E組 信じる
銀賞
F組 手紙ー拝啓 十五の君へー
銅賞
B組 YELL
合唱の部につづいて、ソリストリサイタルも実施。校内オーディションによって選ばれた中高あわせて4名の生徒が演奏を披露しました。学校では見せることのない仲間の真剣な表情。客席の生徒たちの表情もおのずと引き締まっていきました。私たちの想像が追いつかないような日々の鍛錬があったことでしょう。息をのむような演奏で会場全体を魅了してくれました。
そして音楽会を華やかに彩ってくれた吹奏楽部。オープニングでの迫力ある演奏、そして、この日はじめてお披露目となったのが吹奏楽用に編曲された校歌です。「思考の扉を開き 世界へ羽ばたけ」と歌い上げる歌詞にもぴったりの、力強く伸びやかなアレンジで、三田国際学園の歴史にまたひとつ、新たなページが加わりました。
こんな音楽会を裏方でしっかりと支えた実行委員会の生徒たち。為すべきミッションを理解し、誇りを持って役割をまっとうしている姿が印象的でした。本当にお疲れ様でした。
こうして生徒が一堂に会し、一人ひとりの成長をうかがえるのは、音楽会が唯一の機会かもしれません。からだいっぱいで表現するその姿、顔つきが、少しずつ自信を備え凛々しくなっていくように、三田国際学園の輪郭も形づくられ、新たな文化が醸成されていることを感じられる一日でした。