行事
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4月25日(月)、高校1年生が2泊3日のオリエンテーション合宿に出発しました。
中学と同じく湯河原に滞在し、4月に出会ったクラスメイトと共に協力し合い、3日間を過ごします。ホテルについて、開講式を行い、これからお世話になる添乗員やホテルの方々に挨拶をしました。
その後は、学園長のビデオレターでの講話です。
「成果を上げるために必要なことは何か?それは問題を知り、その問題を解決すること」という話に、生徒たちはメモを取りながら真剣に話に耳を傾けていました。最後には、今の自分にとって、将来のために時間を割いている「投資」となる習慣・行動、逆に、時間は割いているけれど、良い結果につながるとはあまり思えない、時間を「消費」している習慣・行動について、それそれがマトリクス図を用いて書き出すワークを行いました。
昼食を終え、コーチング研修に移ります。
まずはコーチングとは何かのレクチャーを受け、コーチングを行う際のポイントを心得たら、クラスごとにスタートです。相手の話に耳を傾け、意見を引き出すだけでなく、自分自身が勇気を持って、自己開示することも大切です。入学式から2週間、まだほとんど話をしていないクラスメイトもいるなか、出会った仲間がどんなことを考えているのか、しっかりと向かい合い語り合える時間を持つことで、しだいに空気が打ち解けていくのを感じました。
グループがひとまわりしたら、メンバーを変えてもう一度行います。
三田国際学園で学びたいことは何か、それが自身の描く将来へどうつながっていくのか、真剣な表情で言葉を紡ぐ姿、またそれを真剣に受け止めようとする聞き手の姿がありました。
これまでの15年間、それぞれの時間を生きて作り上げられてきた「自分自身」を、さまざまな価値観に触れ、視野を広げて、もう一度再構築していく高校3年間にしてほしいです。
夕食後は、聞き手が書いてくれたアドバイスシートを参考に目標設定シートを書き上げます。
就寝準備を終えた1日の終わり、室長会議を行いました。
クラスごとに、今日1日の良い点、反省すべき点をディスカッションし、全体で共有します。どちらの点についても室長から積極的に意見が出され、明日につながる建設的な話し合いがなされました。
4月26日(火)、合宿2日目。
朝食を取り、各クラスでクラス目標を決めます。
クラス委員が中心となって、「こんなクラスにしたい」というアイデアをブレストし、カテゴリー分けをし、取捨選択しながら、イメージを固めていきます。
バスに乗り込み箱根へ。箱根恩賜公園を目指し、1時間ほどのハイキングです。清々しい快晴のなか、新緑からこぼれる木洩れ日を浴びながら、気持ち良く歩いていきます。到着した恩賜公園では富士山もくっきり。疲れも吹き飛ぶ素晴らしい景色でした。
ホテルへ戻り昼食のカレーライスを平らげたら、近所の体育館に移動して体を動かします。
まずは、6月開催の体育祭の種目になっている大縄跳びの練習です。二人一組になって順番に跳んでいき、制限時間内で跳んだ回数の合計を競います。クラスメイトの得手不得手を把握して作戦を練るのが回数を伸ばすコツです。
つづいてドッヂビー。やわらかいフライングディスクを用いたドッヂボール形式のゲームです。途中からボールも加わり2方向からの攻防にゲームは白熱。クラスごとの男女混成チームで戦い、応援にも熱がこもります。
夕食後は、個人目標のプレゼンテーションです。
自分がプレゼンを行うことと同じくらい大切にしたいことは、相手の話を聞く姿勢。
まだまだつたないプレゼンではあっても、一生懸命自分の目標を発表する姿を熱心に、あたたかく受け止める姿勢が感じられました。
4月27日(水)、合宿最終日。
合宿最後のプログラムは、クラス代表による個人目標のプレゼンと、クラス目標のお披露目です。
昨晩クラス全員が行ったプレゼンをもとに代表を選出し、今日の発表に臨みました。
入学して間もないながら、三田国際生としての自覚と誇りを持って、堂々と、将来の目標について発表してくれました。
つづくクラス目標の発表も、4クラスがそれぞれの個性が光るパフォーマンスを披露しました。一人ひとりの成長が、クラスの団結、向上に貢献しているということが、その姿からとてもよく伝わってきて、学年目標である「Beyond what you are.(今の自分を越えよ。)」の心意気がもうすでに芽生えてきているように感じました。
こうして無事に合宿を終え、帰校しました。
明日も授業があるので、今日はゆっくり休んでください!