授業
授業
4月16日(土)、中2の本科クラスの生徒を対象にした「基礎ゼミナール」の第1回目の授業が行われました。
基礎ゼミは中2・3の2年間を通して行う、「学びたい」という生徒の自発的な気持ちを最大限に尊重する授業です。自分の興味主体に基づいて講座を選択、関連する研究課題を設定して自ら調査・研究を行い論文としてまとめます。
学問分野をまたいだ幅広い視野を持って専門的知識を深め、筋道立てて思考や議論を構築できる論理的思考能力を養いながら、フィールドワークを通じて、広い社会で経験を積み、様々な人との共同作業によって、協調性や思いやり、実践の大切さを学びます。
ゼミは、「言語と文学」、「個人と社会」、「実験科学」、「数学とコンピューター科学」4つのグループ、計8講座を開講。文学研究や経営学、微生物にプログラミングなどな ど、普段の授業とは違った学びの世界が広がります。
研究テーマが担当教員から語られると、「おもしろそう!」と思わず声が上がり、導入として投げかけれたトリガークエスチョンには、ぽんぽんと意見が飛び交います。
生徒が前のめりで授業に参加する様子からは、これまでの中学1年間の学習や学校生活の中で、学びに対する好奇心や探究心の芽が着実に育っていたのだということが感じられました。
2年次は、まず資料の調べ方や情報収集の方法、プレゼンのスキルといった「学びの技法」を習得するとともに、講座ごとに課題図書を定めて、担当する章の要旨をまとめるなど、基本論文を読解する力を身につけます。その後、生徒一人ひとりが研究テーマを設定し、活動のアウトラインを描きます。
そして、3年次に本格的に研究活動を実施し、紀要にまとめ、学園祭で研究成果をプレゼンテーションする予定です。
生徒のわくわくする気持ちがあふれる基礎ゼミナール。どんな研究成果を披露してくれるのか、今から楽しみです。