発展途上国のジェンダー問題を考えよう

授業

11月12日(木)、学生グループ「Stand Up Teens」の皆さんをお招きし、高2クラスで途上国におけるジェンダー問題をテーマに出張授業を行っていただきました。

Stand Up Teensとは、公益財団法人プラン・ジャパンが主催する講座「プラン・アカデミー」を卒業した学生らが立ち上げたグループで、高校生への出張授業を通して、若者に国際問題への関心を喚起する活動を展開しています。

 

*プラン・ジャパンは、世界21カ国で支援し、51カ国で活動を行う国際NGO「プラン」の一員として1989年に誕生、日本国内で寄付を募りプロジェクトを実施するだでなく、さまざまな機関、団体、企業、学校などと連携したり、開発教育やアドボカシーなどの活動も行っています。プラン・アカデミーは、プランが展開する世界中の女の子が「生きていく力」を身に付けることを目指すグローるキャンペーン「Because I am a girl」を広めるアクター養成講座です。

 


授業は「ジェンダーってなに?」という問いを導入とし、メディアの中に見られるジェンダーとして、3つのテレビCMを取り上げ、男性と女性の描かれ方についてそれぞれに感じたことを意見交換しました。
取り上げられたCMは、男性2人が崖で助け合っている栄養ドリンクのCM、金髪の女性がスーパーで買い物をしている洗濯洗剤のCM、家族のワンシーンが描かれた消臭スプレーのCMです。
これらのCMから、メディアにおけるジェンダーイメージの描かれ方が浮き彫りになります。

 

これを受け、今度は私たちの生活の中で見られる「ジェンダー」をグループディスカッションしました。「去年まで女子高で、共学になったら、野球部やサッカー部ができた。女子だってプレーする人はいるのに」といった意見や「女の先生はピアスをしていいのに。男の先生ははダメなこと」などが挙げられました。

 

続いて話は本題へと向かいます。
ジェンダーに対する固定観念によって、男女の役割分担も固定化され、様々な場面における選択肢が狭まってしまうという問題が世界中で起こっているといいます。
ここで、ギニアで行った「大豆栽培プロジェクト」を例に、発展途上国におけるジェンダー問題について考えました。
プロジェクトが期待した効果は得られず、そこにはジェンダー格差という要因があったこと、ジェンダーの問題がひいては貧困問題につながっていくということなどが、グループディスカッションを通じて分かりました。

 

Stand Up Teensの皆さんも、活動に携わる想いを率直に語ってくださり、生徒にとっても国際的な視野を広げるだけでなく、自らの置かれている環境を顧みたり、途上国支援への関心を持つきっかけとなったことと思います。
素晴らしい出張授業をありがとうございました。