その他
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1月6日(月)と1月7日(火)の2日間にわたり、冬期教員研修を実施しました。本校で1年に3回行われるこの教員研修は、学校のビジョンを再確認し、今後の変化する時代に必要な教育についてお互いに考え、共有します。
今年度の教員研修の大きな目標は、各々が学園の一員として自分らしい貢献を考え、今後の授業を再構築することであったため、春にマインドセット、夏に実践とシェアを行いました。今回の冬の研修では、過去を振り返り未来を意識するリフレクションを行うことで現在地を再確認し、一年の総まとめとなる3学期にやるべきことをそれぞれの教員が考えました。
冒頭に研修の目的を確認したあと、中学校長より今までの学校改革を振り返ったお話があり、続いて大橋清貫学園長より本校の教育で大切にすべきことや今後の方向性についてお話がありました。
ジャン・ピアジェの形式的操作期を引用しながら、具体的な事象から抽象化する力が伸びていく中学時代に、我々はその力を伸ばしていくC列(思考力)教育を行っていく学校であり、ティーチングよりもコーチングが大事だと改めて伝えられました。
本校は内発的な動機付けから問いを生み、哲学的に施策し学ぶ場所であるべきであり、各教科が学際的に横断し、知を生み出す科学を実践していってほしいという学園長の言葉を受けて、ラボ棟(仮称)の増築や校名変更の意味、未来のために今できることについて改めて教員が一体となって共有しました。
本校の考えるサイエンス(問いを立て情報収集を行い、分析を通して表現することで新たな学びにつなげていくサイクル)を身につけるサイエンスリテラシーという授業における、具体的な進め方や学習内容などについて、日頃サイエンスリテラシーを担当していない教員に説明し体験してもらうワークも行いました。
今回の研修をきっかけに、教員同士の意見交換や別教科との横断授業などがさらに盛んになり、今後学園全体がより良い方向へと進んでいくことが期待できる取り組みとなりました。
今後完成予定のラボ棟(仮称)で行う授業についての話し合いなど、その他にも様々なワークが行われ、活発な意見交換が行われました。社会に貢献し活躍していけるような、発想力に富んだ人材の育成に向け、今後も日々研鑽を重ねていきます。