2024 WACE Completion Ceremony

行事

2024年12月18日(水)、高校3年生インターナショナルコース(IC)23名のWACE課程修了式が行われました。高校インターナショナルコースにDDP(デュアルディプロマプログラム)が導入されてから2期生の修了式となります。


本校のDDPは、本校と西オーストラリア教育省が提携し、日本国内だけで西オーストラリア州と日本の高校の卒業資格が取得できる日本初のプログラムです。オーストラリアの教育は7つの力(リテラシー/数学的能力/ICTスキル/批判的・創造的思考力/個人的・社会的スキル/異文化理解力/倫理的理解力)を汎用的能力として位置付けており、本校の教育と大きなシナジーを生み出しています。


ICの生徒たちは高校1年生の秋から2年間のプログラムを修了し、ATARと呼ばれるオーストラリア大学進学統一検定試験を受験します。ATARは絶対評価となっており、試験の結果だけでなく日常的な学習成果を合わせてランキングスコアとして認定するため、日々継続的な努力を必要とします。

今春修了したDDP2期生達は、ATARスコア90以上という世界の上位10%に入る成績を収めた生徒がクラスの約40%以上となりました。そのうち1名は、特別優秀科目認定証(ATARコース)*1と特別科目賞(ATARコース)*2を受賞する快挙を成し遂げ、政府の式典に招待されます。この成果は、生徒たちの日常的な努力と、1からDDPをかたちにしていった本校WACE教員たちのプロフェッショナリズムの賜物です。


*1 特別優秀科目認定証(ATARコース) - ATARコース受験者の上位0.5%に入った受験者に授与される。今年の受賞者は4名のみでした。
*2 特別科目賞(ATARコース)-12年次ATARコースにおけるATAR試験で最高得点を獲得した生徒に授与される。各科目、100人以上の受験者がいることを条件に1名のみ授与


式典は、プログラムに関わった教員から生徒への激励と感謝が伝えられ、認定証を受け取った生徒ひとりひとりからも同級生や家族や教員へメッセージが送られ、温かい空気に包まれながら執り行われました。


まだこれから進学や卒業式など学校生活は残っておりますが、ICの生徒たちにとっては大きな節目となる1日となりました。