キャリア
キャリア
2024年12月14日(土)、中学生全員が参加する「Presentation Day」が開催されました。
本校では、自分の考えを他者の前で発表する機会が日頃の授業から多く設けられています。自らが探究して得た気付きや発見を他者に伝えることで、客観的な意見を取り入れることができ、より深い考えや新たな探究へとつなげるサイクルを回すことができます。
その中でも普段より多くの人の前で発表する機会となる行事の一つが、今回行われたPresentation Dayです。キャリア教育の一環として自己と向き合い将来のイメージを具現化するという目的で行われていますが、保護者の方からのフィードバックや他者の発表で刺激を受け、さらなる問いを見つけることも目標としています。
中学2年生が、自分と社会のつながりを意識しありたい姿を考える「社会と自己のつながり”Being”」、中学3年生が、社会とのつながりを意識して起こした行動で変化が起きた価値観について考える「自分らしい社会への貢献”Doing”」をテーマにプレゼンテーションを行いました。中学2、3年生全員がプレゼンターとなり、学園祭で発表を行った中学1年生は先輩たちのプレゼンテーションから学びを得て、自分自身の成長へとつなげていきます。
各学年代表がメインホールと視聴覚室で、その他全生徒が各教室で日本語と英語で発表を行いました。自身の体験と今までの価値観、新たな発見をかけ合わせて将来について語る生徒の姿は頼もしく、その将来は前途洋々なものであると、聞き手側に語りかけているようでした。Immersion(英語ゼロベースで入学したインターナショナルクラス)の生徒も英語で発表を行っており、帰国生に囲まれたオールイングリッシュでの学びによる成長ぶりが垣間見えました。
例年通り保護者の方々にもご協力いただき一人ひとりにフィードバックをいただき、第一線で活躍されている皆様による指摘を真剣な面持ちで聞いている様子が見受けられました。当日の反省だけでなく、今後の成長につながるような新たな問いを持ち帰り次の学びにつなげ、さらなる向上を目指します。
また、午後には昨年度から実施されているメディカルサイエンステクノロジーコースの研究発表会が行われました。国立がんセンターや産業技術総合研究所などの外部の研究者の方々もお招きして、活発なポスターセッションが行われました。昨年同様に卒業生も来校しており、今まで先輩の背中を見て学んできた生徒が、またこうして下の学年へとつなげていき、どんどんと本校の歴史を作っていってくれるのだと感じました。
午前は中学生、午後は高校生と、多くの発表が行われた一日となりました。このような機会で得た学びを、今後の活動に活かしていきます。