第2学期始業式

行事

9月2日(月)、2024年度第2学期始業式をオンラインにて実施しました。

 

 

校長講話で中学校長は、パリオリンピックのブレイキンに出場した半井重幸選手のインタビューを取り上げ、日頃から自分で深く広く物事の本質を考える毎日を過ごしてほしいと伝えられました。

 

「自分の姿が誰かのモチベーションになれば幸せだ」というインタビューの言葉から、結果以上に競技をやる意義などを日頃からどれだけ自らに問いかけ続けていたのかが伝わってきたという中学校長の言葉に、本校で大切にしている「貢献」を意識した生徒も多かったのではないでしょうか。

 

 

高校校長は、岸田奈美著作『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』や、千葉雅也著作『センスの哲学』を紹介しながら、中高生だからこそ今考えるべき他者との関わりにおけるオリジナリティの形成について、話をされました。

 

他者と似ている部分があることは当然であり、技術が完全でなくとも様々なテンプレ的なものに偶然性が合わさって生じるものが今の自分のオリジナリティである、という言葉は、自分自身や今後について考えることの多い高校生の心にきっと残ったはずです。

 

心身の不調で働けない状態から仕事復帰をした岸田奈美さんのように、見様見真似からでも実践し、生徒たちには自分にできることを信じて、これからも未来を切り開いていってほしいです。

 

第2学期始業式のあとには、消防署の方々にもご指導いただき、中高6学年すべての生徒が避難訓練を行いました。地震を想定し、机の下に隠れ身の安全を確保したあと、各学年・クラスごとに避難経路に沿ってグラウンドに避難するなど、緊急時の行動や避難経路を実際に確認しました。近い将来、東京都においても大きな地震の発生が予測されているため、生徒の防災意識・安全対応能力を高め、今後に備えていきます。