その他
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8月29日(木)と8月30日(金)の2日間にわたり、夏期教員研修を実施しました。本校で1年に3回行われるこの教員研修は、学校のビジョンを再確認し、今後の変化する時代に必要な教育についてお互いに考え共有します。
今年度の教員研修の大きな目標としては、各々が学園の一員として自分らしい貢献を考え、今後の授業を再構築することでした。春期教員研修を通してマインドセットを行ったため、今回の夏期教員研修では授業の実践などを行いました。生徒の思考や行動、関係の質を向上させるべく、まずは教員同士が尊敬し合える組織として教育活動を行えるよう、今回も全教職員が気を引き締めて教員研修に臨みました。
研修冒頭には、大橋清貫学園長より本校の今までの変遷を振り返ったお話があり、改めて本校が今後目指していくべき方向性、大切にしていくべきことなどを、今回は公民という科目を例に模擬授業という形式も取り入れながら伝えられました。
問いかけに対する解説に様々な学びが付随している授業を体験し、日頃の授業においても、生徒の興味を引き付けながら学びを深めていくことの大切さを、生徒の立場になることで改めて実感する機会となりました。
そのあとは授業者役と学習者役にわかれ、対等な関係で気付いたことを出し合う、対話型模擬授業検討会を行いました。
模擬授業を行ったあとにそれぞれの立場から気付いたことをシェアすることで、授業者にとっては具体的な授業の進め方の確認のみならず、自分が意図しているものとは違うことを生徒が感じているかもしれないという新たな発見もできていました。
学習者役をしていた教員たちからも活発に意見が出ており、生徒の立場になることで自らの授業を捉え直し見つめ返す、良い機会となりました。
2日目には、2学期から授業に導入し始めるSEE Learning(Social, Emotional and Ethical Learningの略)について学び、教員同士で実際に授業を行いました。「思いやり」について改めて考えるということを通し、自分自身と他者や社会に目を向け、身体感覚を大切にしながら学んでいくSEE Learningについて、教員自身の理解を深めました。
校務分掌、学年、教科ごとの会議なども行い、新学期からの教育活動に向け、具体的な改善点や計画を練り直す良い教員研修となりました。これからもより良い教育活動に取り組むべく、日々研鑽を重ねていきます。