キャリア
キャリア
2023年12月16日(土)、中学生全員が参加する「Presentation Day」が開催されました。
本校では、自分の考えを他者の前で発表する機会が日頃の授業から多く設けられています。自らが探究して得た気付きや発見を他者に伝えることで、客観的な意見を取り入れることができ、より深い考えや新たな探究へとつなげるサイクルを回すことができます。
その中でも、多くの生徒の前で発表する機会となる行事の一つが、今回行われたPresentation Dayです。キャリア教育の一環として行われるものであり、自己と向き合い将来のイメージを具現化することを目的としています。中学2年生と3年生全員がプレゼンターとなり、中学1年生は先輩たちのプレゼンテーションから学びを得て、自分自身の成長へとつなげていきます。
今年は、中学2年生が「社会と自己のつながり”Being”」、中学3年生が「自分らしい社会への貢献”Doing”」をテーマにプレゼンテーションを行いました。
中学2年生は、今回のプレゼンテーションにおいて自己と向き合うことで、自分が本当に興味のある分野の発見や長所の再認識をすることができており、より理解を深めた自分について、堂々と発表を行っていました。また、社会とのつながりを考えるにあたって、まずは身近な人々との関係性や関わり方などについて具体的に目標を立てている生徒もいました。
中学3年生は、多くの生徒が9月に行われた宿泊研修であるSOCIAL LINK ACTION(SLA)に触れた上で、自分がどのように社会に貢献していけるかについて発表を行っていました。「社会」を世界と捉え大きな目標を掲げる生徒もいれば、小さな集団も社会であるとし、集団の中での自分の役割を見極めた上で今後の大きな目標につなげていきたいという生徒もいました。
本校で取り組んでいるキャリア教育の一環であるSLAからつながり、今後の将来について具体的に目標を掲げている生徒の姿を見ることができ、本校の学びの成果を実感することができたと共に、今後の生徒たちの活躍に期待で胸が膨らみました。
メインホールと視聴覚室で行われた、各学年代表による日本語と英語の発表では、真剣に話に聞き入る生徒の様子が見受けられました。先輩の発表を聞いた中学1年生だけでなく、大勢の前で堂々と発表する同じ学年の友人の姿に、刺激を受けた生徒も多かったのではないでしょうか。
また、昨年に引き続き今年も保護者の方々にご協力いただき、一人ひとりにフィードバックをいただきました。第一線で活躍される皆様による指摘を、真剣な面持ちで聞きメモを取っている生徒の様子が見受けられ、今後もより一層成長していってくれるはずだと感じました。このような機会で得た学びを、今後の活動に活かしていってほしいです。