Passion-MITA International Festival 2023

行事

10月28日(土)・10月29日(日)の2日間にわたり、MITA International Festival 2023(以下MIF)を開催いたしました。寒暖差の激しい日々が続く中、両日とも晴天に恵まれ暖かな気候の中開催することができました。2日間を通してご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

今年のMIFのテーマは「Passion」。本校に関わる全ての人の情熱をひとつにしよう、という思いが込められています。生徒全員が「情熱」という共通した思いを持ち、準備期間から全力で取り組んでまいりました。

 

本校では、学びのサイクルを身につけ習慣化し、自律した学習者となることが今後の変化する時代において必要だと考えています。そうした日頃の学びの成果を披露する場として、MIFの大きな見どころとなっているものが、プレゼンテーションです。

 

中学1年生は自己理解をテーマに全員が教室で発表を行い、中学1年生と高校1年生の選出された代表が、視聴覚室でプレゼンテーションを行いました。中学1年生の代表プレゼンテーションでは、ICのImmersion(4教科入試で入学)生の発表もあり、約7か月間帰国生に囲まれた環境で学んできた英語で、堂々と発表を行っていました。

 

その他にも、視聴覚室では英語でのプレゼンテーションやMSTCの研究発表、昨年度メインホールで行われたTEDx Youthも行われ、様々な学年の生徒が日頃の学びの成果を披露しました。

 

また、例年同様、お越しいただいた方々に心から楽しんでいただけるよう、様々な催しが行われました。学年企画では、飲食の販売や様々な工夫を凝らしたアクティビティ、映像作品にとどまらず、本校の学校生活を身近に感じていただけるような企画や異文化理解を深める企画なども行われました。

 

中学3年生は、毎年恒例の身体表現をステージで行い、学年全員で「Who are we?」という一つのテーマを探究し表現しました。教室では、宿泊研修(SLA)で訪れた福井県の梨とお米の販売や越前織のワークショップなどを行っており、宿泊研修での経験や学びをMIFへとつなげ、自分たちにできることから社会に貢献しようとしている姿を見ることができました。

 

学年企画のみならず、志を持つ生徒がクラスや学年を越えて集まった、有志団体による企画も例年同様数多くありました。ウクライナ避難民の方をゲストにお迎えし現状の理解と認知を広げようとする団体や、三田国際生の声を集めたデータをもとに三田国際オリジナルAIを作る団体などもありました。

 

中でも、英語の言葉や科学のイラストが入ったバッジを作るワークショップや、生き物の標本展示・化石発掘体験・昆虫食の試食を行っている団体などが特に賑わいを見せていました。来場者の方が楽しそうに体験される姿や、戸惑っている様子の来場者の方に丁寧に教えている生徒の姿があり、生徒自身の企画に対する熱意や思いが伝わっているようでした。

 

視聴覚室周辺では基礎ゼミナール・基礎研究αのポスター展示がされており、いたるところで来場者の方に自分の研究の説明をしている生徒の姿がありました。来場者の方に熱心に伝えようとしている姿に、普段から取り組んでいる研究への思いを垣間見ることができました。

 

ステージではポップダンス部や新体操部、吹奏楽部、演劇部などが日頃の成果を披露し、圧巻のパフォーマンスに会場全体が拍手で包まれていました。部活動体験も多くの方々にご参加いただきました。活気にあふれた時間の中で、本校の部活動の雰囲気を感じていただけたのではないでしょうか。

 

今年度も、ご来場いただいた皆様に最初から最後まで快適に過ごしていただけるよう、学校全体がおもてなしの気持ちを持ち来場者の方々をお迎えしました。例年行うキャンパスツアーも多くの方にご利用いただき、盛況のうちに終えることができました。会場案内や当日の誘導、映像配信なども生徒が主体となって行い、今年度のMIFを生徒が一体となって支えていました。

 

誘導や運営、お客様のご案内において、ご不便をおかけした点も多々あったとは思いますが、会場に足を運んでくださった皆様、また今回のMIFを開催するにあたりご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。今後も成長した生徒たちの姿、またそんな彼らが作り上げるMIFに、ご期待ください。