その他
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1月6日(金)と1月7日(土)の2日間、冬期教員研修を実施しました。全教職員が参加して1年に3回行われる本校の教員研修では、学園のビジョンを全体で再確認し、今後の変化する時代に必要な教育について考え共有します。研修冒頭には大橋学園長より、今後も伸ばしていくべき「考える力」を育むという本校の強みについて伝えられ、新年の始まりに改めて方向性が共有されたことで、全教職員の気持ちも一つになりました。
続いて対話を通して、自分たちが働いている環境や、共に働く教職員との関係性について考え直す場が設けられました。この対話は、大人同士の関係性の質に目を向け活き活きと働けるようになることで、その姿を見た生徒たちの幸福度も上がるはずだという考えのもと行われました。
心理的安全性の高い環境や関係性を作るために、大変なのはお互い様だという気持ちでお互いに助け合うこと、意見を言いやすい信頼関係を築くことが大切だという意見が多く見られました。これらを実現するための具体的な方法として、コミュニケーションの基本である挨拶を怠らないこと、情報共有を忘れないこと、まずは落ち着いて話せるような場所を作ることといった意見が多く出ることで、普段の行いを振り返り今後の具体的な行動に繋げる一歩となりました。
学習進路指導部長からは、リーダーシップとは何らかの成果を生み出すために他者に影響を与えることであり、「目的の共有」「率先垂範」「相互支援」が大事な要素だというお話があり、権限によらず、誰もがリーダーシップを発揮していこうと全教職員に呼びかけました。
それぞれ自分の興味のある、今後の教育活動に活かせるような講座を選んで受ける、選択式ワークショップも行われました。「問いの入り口」というワークショップでは、中学1年生全員が履修し、収集、分析、構築、表現という科学的アプローチのサイクルを学ぶ「サイエンスリテラシー」を実際に教員が学びました。
教員が一方的に教えるような学び方ではなく、生徒同士が対話をすることでどれだけ理解が深まるのかについて、「記憶のしくみを考える」というテーマで教員同士が実際に話し合い学んでいくワークショップも行われました。研修の序盤で話があったリーダーシップを意識するような模擬授業に、参加した教員は今後自身で行う授業の形について考える良い機会となりました。
対話を行うことや個々人がリーダーシップを発揮していくことの重要性を再確認し、今後さらに生徒の力を伸ばしていくための良い教員研修となりました。社会に貢献し活躍していけるような、発想力に富んだ人材の育成に向け、今後も日々研鑽を重ねていきます。