クラブ
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三田国際学園では、自律した学習者に育てるという教育目標を掲げています。自ら考え行動することを、授業のみならず様々な場面で求められます。その経験を通し生徒自身が多くの活動を始め、多数の「有志団体」が生まれました。有志団体とは、生徒が発起人となり自主的に運営・活動する団体で、学校や地域に存在するローカルな問題から世界規模の社会問題まで様々な問題の解決に向けて活動しています。
今回、現在深刻な状況にあるウクライナ情勢を受けて、緊急で募金活動を行った有志団体ARKのメンバーに取材を行いました。
ー--まず、有志団体ARKとはどんな団体ですか?
有志団体ARKは、本校の有志団体のパイオニア的な団体で、すでに卒業した中学1期生の先輩たちが立ち上げた団体です。現在は高校2年生(4期生)が中心となり運営されています。
「関わるだけなく携わる」という団体理念をもとに、メンバーそれぞれが興味のある社会問題を見つけて、ワークショップを企画したり、募金活動をしたり、ボランティアをしたりと、前例にとらわれずに、「やってみたい」が実現できる場所を目指しています。
ー--今回の募金活動に至った経緯を教えてください。
この活動を行った背景には、2022年2月にはじまったウクライナへの軍事侵攻があります。この影響で、支援を必要とする国内国外避難民は合わせて1,600万人を超えています。(2022年3月末時点)私たちARKはこのような方々に対し、UNHCR を通して支援金を送ろうと考え、UNHCRの募金目標の7,000万円の達成を目指す期間である8月までの長期的支援として、3月から毎月募活動を行うことに決めました。私たち学生が主体的に支援に参加できる仕組みを作り、少しでも世界に貢献していきたいと考えています。
ー--今後はどのような活動を行っていく予定ですか?
情勢が刻一刻と変わっているので、現状の予定になりますが、7月まで引き続きウクライナ支援をすでに予定しています。また、これまでもずっと取り組んでいる難民支援の募金活動も行います。ウクライナ以外にも緊急支援が必要な場所で支援金を活用していただけるように支援地・使途についてはUNHCRへ一任する規約のもと、世界の難民の方々に対する募金を「世界難民の日」である6月20日から開始し、12月31日まで開催予定です。
ー--最後にメッセージはありますか?
まず、3月4月と2回の募金活動で、16万2000円の募金が集まりました。募金へご協力くださり本当にありがとうございます。今後予定されている募金活動と合わせて、UNHCRに寄付をいたします。UNHCRでは国連難民サポーターを募集していますので、こちらにもご協力をお願い致します。
私たちARKは、当事者意識をもって問題に取り組んでいける人の輪を広げていけるように、今自分達にできることに積極的に取り組んで参ります。今後もご支援を宜しくお願い致します。
ーーーインタビューありがとうございました。今後の活躍に期待しています。
ARKのその他の活動や情報がARKの公式サイトにて紹介されています。
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