身近な疑問から世界を変えるーSDGsコンテスト最優秀賞

お知らせ

9月13日から18日の6日間行われた『日経SDGsフェス』の一環として、
高校生SDGsコンテスト』が開催され、本校高校3年生の有志が最優秀賞を受賞しました。


SDGsの実現を議論する大規模なイベントの中で、今年初めて高校生対象のコンテストが開催されました。
書類選考を通過した10校がオンラインでのプレゼンテーションに挑み、地球温暖化、空き家の問題、
ファッション、ジェンダー格差などの課題に対して、高校生がアイディアや実行例を発表しました。


本校の有志グループは、日本で行われている性教育が諸外国から大きく遅れているという問題意識を持ち、
誰もが生きやすい多様な社会を実現するために性教育のありかたを問い直し、様々なアクションを行ってきました。
学外にも発信を積極的に行い、世界環境学生サミットの準グランプリに続き、この度最優秀賞を受賞しました。





活動する生徒たちにインタビューを行いました。


―まず、なぜこの問題に取り組んだのですか?
以前から、日本の政治家の性教育に対する意見や、性の話題をタブー視する空気感を感じ、自分が性的な悩みを抱えていても、友人に話しづらい空気感を感じていました。でも、留学を体験した時に、よりオープンに性の悩みも友人同士で話し合ったり、気遣っている様子に衝撃を受けて、日本の性教育に疑問を感じました。このままでは、性の悩みについて自分で抱え込んでいく人が増えていくのではないかと思ったのです。
それで、自分たちから行動できることがあるのではないかと思いました。


―実際にどんなアクションを起こされたのですか?

高校2年生に向けた性教育の授業を企画し、保健体育の授業内で対話を中心とした授業ができないか先生と話し合い、実現することができました。その過程では、自分たちだけでなく他者に分かりやすく伝える工夫など、かなり時間を費やしました。
テーマが繊細なものだったので、家族や友人に対して取り組みを伝えることに最初は苦労しましたが、堂々と話し寛容性を持った活動として伝えることを意識しました。また、学校の地域にある医師にも意見を仰ぎ、専門的な知識を伺いながら理解も含めていきました。


―今後の目標について教えてください。
地域や学外の方々とも連携し、性教育についての考え方を少しづつ変えていくきっかけになるようなイベントを考えています。また学内の生徒にも、性教育だけでなく、SDGsなど多様な社会課題に関わっていって欲しいです。学校にはゼミ活動や有志団体、学園祭での活動など多様なアクションができるチャンスや、先生のサポートもあるので、活用していって欲しいと思っています。


活動を行ってきた3人は、堂々とエネルギーに満ちた表情で語ってくれました。
その他、3人の活動は各媒体でも記事が掲載されております。
下記リンクよりご覧ください。

『FRAU』(講談社)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/88142

『TOKYO HEADLINE WEB』
https://www.tokyoheadline.com/576735/


本校では「THINK & ACT」をキーワードに、「なぜ?」という問いから行動へとつなげていき、世界で活躍する発想の自由人を育てる教育を行っております。
今後も新たな世界をつくっていく生徒たちの成長に期待しています。

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