授業
授業
10月17日(金)、ドイツからの留学生Lさんのお別れ会が行われました。
Lさんは先月22日から高2の各クラスで共に過ごし、英語や古典の授業だけでなく、茶道部やイングリッシュクラブの活動や戸板祭の準備にも参加しました。
生徒にとっても、驚きや発見があり、自分の世界を広げる貴重な機会となったようです。
生徒たちに一緒に過ごした感想を聞くと、日常会話を日本語で難なくこなすLさんに、はじめ大変驚いたといいます。
とはいえ、日本人同士のコミュニケーションのようにはいきません。相手に伝えるため、別の表現に言い換えたり、英語を使ってみたり、試行錯誤することを通して、普段何気なく使っていた日本語の意味を意識的にとらえ直したり、「伝えたい、話したい」という思いが動機となって英語でのコミュニケーションに挑戦するきっかけとなりました。
Lさんが日本語の勉強を独学で始めたのは7年前。ドイツで放映されていた日本のアニメが面白く、字幕なしで楽しみたいと思ったのがきっかけだそうです。
日本語、英語のほかにフランス語も勉強中だというLさんに触発され、「どうしたら英語を話すのが上手になるか」と、アドバイスを求める生徒もいました。
Lさんのホストファミリーとして過ごしたTさんの印象に残っていることは、いつでも「ありがとう」をきちんと言うこと。
何かを教えてくれたり助けてくれた身近な人へ、感謝の気持ちを素直に伝えることの大切さに気づいたといいます。
そして、一番盛り上がったのはお菓子の話題。Lさんも生徒たちも楽しそうに話してくれました。
最後に撮った集合写真のみんなの笑顔が、何より充実した日々を物語っていますね。
ショートケーキがお気に入りで、京都に行けなかったことが心残りだったというLさん。また日本に遊びに来てください!