お知らせ
お知らせ
本校では、4月当初からオンラインによる授業を実施しています。毎日クラスごとに朝礼・終礼を行い、教員は生徒の出欠や体調を確認しています。 時間割は1日6時限で、うち3時限が授業、残りは「授業時間外の活動」に当てています。生徒たちはこの時間を活用して、授業の課題や予習・復習などに取り組んでいます。オンライン上の“自習室”では友人と一緒に勉強したり、その場で教員に質問したりすることができます。また、必要に応じて個別面談も実施しています。
本校は設立当初より、生徒が「自律した学習者」として学び続ける姿勢・力を培うため、教員の役割を「生徒自身で考えることを支援するファシリテーター」として位置付けています。学びをめぐる環境が大きく変わり、「どのように学ぶか」が問われるようになった今、自律はますます大切になってきたとも言えます。本校の教員はより良い“支援”のあり方を日々追求し、教科/学年ごとのミーティングや全体研修を通して、知見や経験を共有しています。
ここで、中3理科の天気をテーマとした授業と学習活動を少し紹介します。最初に、天気に関する基本的な知識を身につけたあと、生徒たちは自分が生まれた当日の天気図や気温・湿度を調べ、前線の動きや気象データの変化を把握しました。その後15年前の誕生月の天気の移り変わりを調査・分析したり、2019年の同じ月のデータと比較したりして、グループごとに意見を交わしました。最後は、各生徒のデータを学年全体で集積し、1年間の天気図の流れを動画にまとめ、気団の動きや季節の移り変わりについて学習しました。授業内外で、ミクロ/マクロな視点から天気への理解を深めた生徒たち。かたちは変わっても、学びが止まることはありません。
4月下旬、本校生徒を対象にオンライン授業に関するアンケートを実施しました。寄せられた声の一部を紹介します。