カナダ長期留学に出発ー高1

行事

8月25日(土)、長期留学プログラムに参加する高校1年生が、カナダへと出発しました。本校の長期留学プログラムは、教育水準が高く、質の良いカリキュラムと留学生サポート体制を兼ね備えた現地の高校で学びます。留学先は、アメリカ・サンディエゴ、カナダ・バンクーバー、ニュージーランド・ウェリントンのいずれかから選択でき、およそ10ヶ月間ホームステイ先から学校に通います。

 

バンクーバーで通うのは、安全で自然が豊かなノースバンクーバーやバーナビーなど4つの学校区にある公立の高校です。原則1校につき本校生徒は1人なので、集団での留学の場合に比べて自主性、自律性がより喚起されるプログラムになっています。各校生徒数は約800~1500人規模で、いずれもELL英語補助プログラムが充実しており、必要な英語力を培う環境が整っています。

 

また、主要科目のほかに、フランス語、スペイン語、中国語などの語学クラスや、陶芸や彫刻、演劇、アントレプレナーシップ、エンジニアリング、プログラミング、天文学など公立でありながらも各校それぞれ特色あるクラスが設けられており、スポーツや社会福祉活動も盛んで、生徒は自分の興味関心や目標に沿った学校を選び、来年6~7月までの期間を過ごします。

 

成田空港に集合しチェックインを済ませた生徒たちは、最終レクチャーを受けます。エージェントのサポートがあるとはいえ、現地に到着後の諸手続きも含め、すべて自分の責任で行っていかなければなりません。スムーズに留学生活に入っていけるよう、書類の提出期限などの再確認を行いました。出発時間もせまり、いよいよ手荷物検査場へと向かいます。見送りに集まった家族や友人、教員らから激励の言葉をもらったり、ハグをしたり、手を振ったりと、姿が見えなくなるまで互いに別れを惜しんでいました。

 

出発する生徒に、これから始まる留学生活への展望や、思い描く1年後の自分像についてインタビューすると、以下のようなコメントを寄せてくれました。思わず日本語を使ってしまう要因にもなる携帯電話をあえて持っていかない生徒もいるくらい、「英語がペラペラになって帰ってくる」という決意はすべての生徒に共通していますが、それに加えて一人ひとりのこれから始まる未知の生活への期待や、自分を成長させようという意気込みが発する言葉から感じられました。

 

「部活でも何でも、とにかく英語を使ってもっと楽にコミュニケーションができるようになること、まずはそれを達成させたい」

 

「留学に行かせてくれた親に恩返しができるように成長して帰ってきたい。独立していて、自信があって堂々としている自分になっていたい」

 

「日本に残ってやりたいこともある中で留学という選択をしたので、留学に行ってよかったと思える、日本にいたとき以上の成長をして帰ってきたい」

 

「これまで消極的だったので、ボランティアや日本ではできないことなど積極的にいろんなことに挑戦したい」

 

「自分の意見を前に出せなかったので、自分の意見をはっきり言えるようになりたい」

 

「趣味や夢中になれるものがないので、自分が一生懸命努力できるようなことを探したい。滞在するのがコリアンタウンのある地区なので、(公用語の)フランス語だけでなく韓国語、さらに中国語など言語の幅を広げていきたい」