キャリア
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5月11日(金)、18日(金)の2回に分けて、大橋清貫学園長が中学1年生を対象に講話を行いました。入学式から1ヶ月が過ぎ、これから中間試験、体育祭と、勉強も行事も盛りだくさんの学園生活となります。あらためて、この学校で学ぶとはどういうことなのか、その心構えについてお話を聞きました。
「三田国際学園で学ぶ6年間の基礎となるお話です」との出だしで講話は始まりました。18世紀の産業革命まで時代を遡りながら、大量生産の時代、IT革命、そしてAIやIoTに代表される第4次産業革命を迎える現代まで、時代が大きく変わっていることを確認し、「では、これからの時代に必要とされるコンピテンシー(=能力・行動特性)は何か?」と生徒たちに問いかけました。
これまでも重要とされてきた知識・応用力に加えて、考える力、コミュニケーション能力、問題解決力などが必要とされる時代、これらの力を中高時代に身につけてほしいと力強く生徒に語りかけます。
では、そのためにどんな中高時代を過ごしてほしいか。
快適な集団にいると、一人ひとりの思考力が高まります。そしてその快適な集団であるためには、「排他的でない」「他者を尊重できる」「多様性を受け入れられる」「機会が均等にある」といった「共生」という考え方に根ざしていることが条件であり、多様性を認めることで自由な発言環境が醸成され、異なる意見や考えを大事にすることができると話します。そして最後に、これらのことを踏まえて「自己の成長は帰属集団の成長とともにある」と考えて三田国際学園での6年間を過ごしてほしいと結びました。