SCIENCE EDUCATION
サイエンスは、私たちが物事を考えるうえで切っても切り離せない手段です。物事には必ず原因があると信じることが、最初のステップです。よく観察して情報を集め、原因を探って答えを導き出すというプロセスは、教科の枠をはるかに超えて、誰にとっても必要なスキルであり、現代の教養ともいえるでしょう。あらゆる授業や基礎ゼミナール等のプログラムが科学的アプローチのサイクルを軸に展開しており、変わり続ける時代を生き抜くための作法を身につけていきます。
本校には博士号を持つ5名の常勤教員がおり、科学的アプローチのプロフェッショナルとして、サイエンス教育をリードしています。一人ひとりの好奇心を育みながら、生徒たちが自ら科学的思考のプロセスをたどって課題を発見し、解決していくことができるよう、伴走者としての役割を務めます。
中1 | 「探究」の技法を習得する |
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情報収集、文献の読解、レポートの執筆、プレゼンテーションの実施など、学問分野を超えた広い視野を持って、科学的なアプローチを身につけるトレーニングを行います。
中2~ 中3 | 研究者たる姿勢を身につける |
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興味のある講座を選び、自ら課題を設定して、調査・研究を行い、論文にまとめます。専門家や起業家、地域の方々など、様々な人々との協働やフィールドワーク等の実践も積みながら、共創の大切さを学びます。
高校 | 社会とのつながり 課題発見・解決のサイクルへ |
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高校2年次の海外研修を目標に、実社会と接続しながら視野を広げ、課題発見・解決のサイクルを自ら回していきます。ICとISCは海外研修先と連携したPBL(Projcet Based Learning)型の学びで、MSTCはより専門性の高い研究へと深化していきます。いずれのコースでも、学内外での発表に多くの生徒が挑戦しています。
本校にある2つのサイエンスラボは、大学の研究室レベルの設備を整えています。実験や研究活動では、タブレット端末と連動してデータ分析をするなど観察・記録にICTを活用し、考察やプレゼンテーションに役立てています。さらに、生徒たちの幅広い分野に対する飽くなき好奇心に応えるため、電子黒板をはじめとするICT機器や、3Dプリンター、レーザーカッターも導入しています。
微生物の培養等の無菌操作を行うために整備された施設で、遺伝子組み換え等の高度な実験も可能です。実験授業のほか、基礎ゼミナールや高校の研究活動でも使用します。
使用に際しては、専門技術を持つ教員が基礎から指導します。