【UCD Report 2】おおらかな環境の中で学ぶ

行事

生徒たちがプログラムを行うのは、カリフォルニア州・デービスにあるカリフォルニア大学デービス校ーUniversity of California, Davis (UCD)ーです。デービスでは雲ひとつない晴天が毎日続き、日中の気温は35℃を超えます。しかしながら、湿度は低く乾燥しているので、日本のようにムッとしたまとわりつくような体感ではなくサラっとしていますし、朝晩は15℃程度まで気温が下がるので、熱帯夜とも無縁です。

 

とはいえ日中の陽射しは強烈で、まるで白いフィルターを通して風景を見ているようです。そんな環境でのキャンパスライフに欠かせないのが多種多様なたくさんの木々のおかげです。キャンパス内のいたるところに植えられた立派な枝ぶりの大きな木や並木道がつくる木陰は、ひんやりとした空気が肌に心地よく、ベンチに腰掛けて休息したり、芝生で輪になっておしゃべりをしてる学生たちをよく見かけます。きっとそれぞれにお気に入りの木陰があるのでしょう。

 

プログラム2日目の7月25日(火)には、期間中生徒たちのサポートをしてくれるデービスの学生・Student Activity Leaders(SAL)の方々がCampus Tourをしてくれました。SALの一人はやはり木々の多さに触れ、このキャンパスを”Tree Town”と言っていました。約22 km2におよぶ広大なキャンパスを学生の多くは自転車で移動しているといいます。生徒が受講する英語のクラスも3つのホールで別々に行われ、授業ごとに移動をします。初めはその広さに圧倒されていましたが、毎日行ったり来たりをしながら、だんだんキャンパスが慣れ親しむ場所になりつつあります。

 

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Report 1でも少し触れましたが、ドミトリーに滞在している間は、キャンパス内にある食堂 ”Segundo Dining Commons”で食事をとります。フードコートとブッフェを掛け合わせたようなスタイルの食堂で、朝昼晩と品揃えが変わり、ピザ、ハンバーガー、パスタ、メキシカン、アジアンフュージョンなどの料理を自由に選べ、サラダやフルーツバー、ドリンクバーもあります。

 

UCDはもともとカリフォルニア大学バークレー校の農学専門学校として設置され、その後独立した総合大学となりました。今でも世界一の農学部と言われ、ブドウ栽培・ワイン醸造学の研究機関としても知られています。そしてこの食堂もこうしたUCDならではの運営がなされており、7月28日(金)に行われたSustainability Tourでは、その説明を受けました。

 

UCDが大切にしているキーワードの一つにあるのが”Sustainability(持続可能性)です。UCDの農学部では実践的に学ぶことも重視しており、敷地内にファームを有しています。食堂で使われている野菜の多くは、このファームで栽培されたものを使用しており、食堂から出される生ゴミもコンポストにして再利用されています。Sustainability Tourの後には、そのファームも見学しました。炎天下の中、熱心に説明してくれるスタッフからは「農」への愛が溢れていました。ちなみに、UCDのスポーツチームの名前はAguricultureにちなんでAggiesです。

 

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夏休み中ということはもちろんですが、この大地のにおいも手伝ってか、キャンパスの雰囲気はどこかおおらかでゆったりとしています。Visitorである私たちのことをにこやかに迎え入れ、優しく声をかけてくれるデービス生にもその素朴な気質が感じられ、生徒たちもすぐに緊張がとけ伸びやかに過ごしています。

 

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