Design our future together ー中2Global Village

行事

中学2年生では、宿泊語学研修「Global Village」を5月10日(水)〜12日(金)、そして13日(土)〜15日(月)それぞれ3日間行います。 Global Villageは、世界各国の留学生との言語を使った協同体験です。さまざまな国から留学生を招き、英語でグループセッションやプレゼンテーションなどを行います。ただ英語の語学研修を行うだけでなく、世界に触れ、日本を振り返り、世界と自分、未来と自分のつながりや、自分たちの未来を考える、未知との出会いがたくさんつまった3日間です。ここでは、前半グループの様子をお伝えします。

 

研修場所は、山梨県の河口湖。宿泊先の正面玄関からは、美しい富士山が望めます。到着後、開校式を終えたら、3日間をともに過ごす留学生達と対面です。留学生はこの活動の「リーダー」です。リーダーのほとんどが、英語を母国語としない国の出身で、バングラディシュ、エストニア、スリランカ、ポーランド、メキシコなどおよそ20カ国から参加しています。

 

そして、3日間のアクティビティの進行役を務めるファシリテーターから、Global Villageでの3つの大切な心構えが伝えられました。 

 

(1)Don't be shy.

(2)Speak English.

(3)Mistakes are O.K.

 

こうしてGlobal Villageがスタートです!

Day-1

=Introduce our leader and students=

各グループに一人、留学生リーダーが付きます。アイスブレーキングのゲームで緊張をほぐしたら、まずはお互いの自己紹介から始めます。グループ内でリサーチを終えたら、となりのグループの人たちに、「生徒はリーダー」を、「リーダーはグループの生徒たち」を紹介しました。

 

=Wonderland Japan=

つづいては、グループごとに順番にリーダーを訪ね、「日本で受けたカルチャーショック体験談」を聞きました。リーダーたちが日本にやってきて、慣習や生活様式の違い、これまで見たことのなかったことなど、不思議に思ったり、戸惑ったりしたことについて語ります。生徒たちも、リーダーの話を聞いて印象に残ったカルチャーショックを書き出し、グループでシェアしました。

 

=Explore the World=

およそ20カ国から日本にやってきている留学生リーダーたち。そのリーダーが出身地の文化や生活を、民族衣裳や国旗をはじめ、通貨、住居の模型などを用いてプレゼンテーションしてくれました。まだ行ったことのない国、おそらくこれから行くこともないかもしれない国、たくさんの国々の未知のことがらに触れながら、リーダーへの興味関心も芽生え、距離がだんだんと縮まっていきます。

 

=Poster making=

初日最後のアクティビティです。「Introduction of my leader」をテーマに、グループを担当しているリーダーにインタビューして、紹介ポスターを作成しました。取材したネタを使って、リーダーの出身国の国旗や、観光スポット、好きな食べ物や、好きな日本語のフレーズ、などを思い思いに配置してデザインしていきます。短い時間ながらも、20枚の色とりどり、それぞれの工夫やリーダーへの親しみが詰まった味わい深いポスターが出来上がりました。この後グループによる投票を行い、ベストポスターが選ばれます。結果は最終日のClosing Ceremonyで発表となります。いったいどのグループのポスターが選ばれるのか楽しみです。

 

初日のグループワークは、本科クラス、インターナショナルクラス混成で行われました。メンバーの英語の学習歴にはギャップがありますが、ここではAdvancedの生徒がリーダーシップを発揮して、理解が難しい場面での通訳という役割だけでなく、緊張したり、戸惑っている仲間に対して、英語での発言を促すようなサポート役も務めることができていました。その手助けを借りながら、生徒一人ひとりが「3つの心構え」を実践できるよう、前向きにアクティビティに取り組んでいました。

Day-2

=Greetings Around the world=

Global Village2日目。気持ち良く晴れた朝、初日は雲に隠れていた富士山がきれいに顔を見せてくれました。この日最初のアクティビティは「留学生の母国語講座」です。Global Villageでのコミュニケーションは英語を用いていますが、リーダーたちは英語以外の言語を母国語としています。リーダーの母国語を習い、その言語を使って簡単な自己紹介をできるよう練習します。言語はその国の文化を形成するものでもあります。あいさつひとつをとってみても、単に言葉が異なるということではなく、その表現方法(握手やハグなど)にも自国の文化が反映されており、自分たちの習慣とは異なるものとなっています。生徒たちは、耳にしたことのない言葉、なじみのなかった身振り手振りでのコミュニケーションを、戸惑いながらも楽しそうに練習していました。

 

=Scavenger Hunt=

続いてのアクティビティは、これまでのディスカッション主体のものとは異なり、研修場所であるホテル全体を使ったゲームです。4つのMissionが書かれたワークシートが各グループに渡された。敷地内の各所に隠されたヒントを探し当てて完成させるクロスワードパズルを解いたり、人探しをしてスタンプを集めたり、”Happiness”を表現する動画を作成したりしました。午前中は、本科、インターナショナル、それぞれクラスごとのグループでの活動となり、英語でのコミュニケーションを一人ひとりがより積極的になって頑張らなければいけない場面が多くありました。しかし、ホテル内を歩き回ってヒントを見つけ、英語で書かれたヒントを解読しようと懸命な様子、屋外に出てビデオ撮影する時にはリーダーと一緒にアイデアを出し合う様子などが見られ、楽しみながらチャレンジしていました。

 

=Interview activity “Junior high school life in the world”=

昼食のカレーを平らげ、次は生徒がインタビュアーとなるアクティビティです。グループは初日と同じく本科・インターの混成です。リーダーの国の中学校生活について、質問事項を考え、インタビューするもので、1日に授業は何時間あるのか?学校へはどのような交通手段で通っているのか、好きなランチメニューなど尋ねました。

 

=Presentation by the leader “My dream - Why I study in Japan”=

再びリーダーが話し手となり、「なぜ日本で学び、その経験をどう生かすのか」というテーマでプレゼンテーションをしました。リーダーの将来の夢や志、母国を離れて海外で暮らすことの大変さ、楽しさなどを話してくれました。その中では、再生可能エネルギーについて学び、母国に太陽光発電システムを導入したい、経済発展に貢献したいなど、今自分が学んでいる事を、自分のためだけではなく、社会にどう還元したいか、という視点で語られており、生徒にとっては、「海外で学ぶ意義とは何か」「夢を実現することが世の中にどんな変化をあたえるのだろうか」といった問いが提起され、今後の目標設定への大きな刺激になったことと思います。ここで触れた新たな価値観は、学園祭に向けて準備を進める「職業研究」のプレゼンテーション作成のヒントにもなるのではないでしょうか。

 

=Group Flag→→→Group Presentation=

ここからは、最終日に行うグループプレゼンテーションに向けての準備が始まります。まずはGroup Fragの制作です。まずは、リーダーから母国の「国旗」に関するプレゼンテーションがあり、 国旗の色、モチーフ、かたち、そこに込められた意味や思いを教えてくれました。このプレゼンを参考に、今度は「私たち」のGroup Flagを作ります。自分たちの理想の世界について話し合い、その世界を旗の上に表現します。Flagが完成したらグループで色やデザインに込めた思いについてプレゼンテーションをしました。このFlag作りを踏まえながら、グループプレゼンテーションを組み立てます。テーマは「Design our future together 私たちがつくる未来の世界」。 描いた未来を実現するためにできることは何か、自分たちの夢を実現し、どんな世界を創造できるか、リーダーに導かれ、話し合いを重ねていき、自分たちの思いをかたちにしていきます。

Day-3

=Design our future together=

最終日、グループプレゼンテーションを仕上げ、予選を経て、代表グループの発表となりました。形式はグループとは言え、必ず全員が発言することが課されています。フラッグの説明ではそれぞれ役割を分担して、思い描いた未来の世界を語り、そして一人ひとりが将来の目標を宣言しました。

 

行事の終わり、生徒からは次のような声が届きました。

 

本科クラスやインター・Standardの生徒にとっては、3日間英語漬けになることは大きな不安であり、チャレンジでした。その中にあって、ひとつ自分の殻を破り、自身の成長を楽しさとともに感じられたようです。

 

「英語が話せる人がグループに一人しかいなかったので、グループ全体が自分から英語をしゃべらなければいけない状態になったけれど、すごく楽しく英語を使う事ができました」
「英語が苦手だったので、来る前はすごく不安だったけれど、だんだんと積極的になり、留学生との交流が増えると、自然と『自分から伝えよう』という気持ちになりました」

 

一方、本科・インターの混成グループではサポート役を担うことになったインタークラスのAdvancedの生徒にとっても、実りの多い機会となったようです。

 

「今までは人に英語を教えたりしたことがなかったけれど、このGlobal Villageで初めて人に英語を教える事ができて成長できました。自分は英語を英語で勉強してきたけれど、それとは少し違うので、わかりやすく例えを挙げてみたり、発音の仕方を自分が話してみたりして工夫をしました」

 

明日13日(土)からは後半グループのGlobal Villageがスタートします。
リーダーたちの見せてくれた、自分の好奇心や探究心を最大限にふくらませて貪欲に学ぼうとする姿勢、そこで学び培った知識やスキルを、自分の関わる社会に、そして世界に還元しようとするContributionの姿勢は、三田国際生が目指す将来の姿です。Global Villageは、こうしたロールモデルとなる存在と出会える貴重な機会でもあります。英語を上達させることはもちろんですが、たくさんの未知との遭遇を思う存分に味わい、これからの自分を育てていく栄養にしてほしいと思います。

PAGE TOP