Pursuit of Happiness ー2018 UCD Report ②

行事

高校SEC・本科の2年生の希望者は7月23日〜8月9日までの18日間、アメリカ・カリフォルニア州にあるカリフォルニア大学デービス校(UCD)にて、短期留学プログラムに参加しました。

 

現地から届いたレポート第2弾をお届けします。
プログラム期間中の他大学訪問や、最終プレゼンテーションに向けた準備の様子などです。

 

UC Berkeley, Stanford, Diablo Valley Collegeを訪問

7月28日(土)、こちらに来てから初めての週末を迎えました。この日はカリフォルニア大学バークレー校にて研修を行います。バークレーはカリフォルニア大学システムの旗艦校で、世界の中でもトップランクの大学として有名です。生徒たちは8グループに分かれてバークレーの学生たちにキャンパスツアーをしてもらった後、各グループで情報交換やディスカッションを行いました。本校生徒も「日本の様々な文化」というテーマでプレゼンテーションをし、日本の若者の文化を理解してもらいました。

 

午後はバークレーで研究をしている日本人博士研究員の方の講演があり、自分が好きなことを最後まであきらめずにやり続けることで人生が拓けていくという実体験を語っていただきました。講演後の質疑応答では生徒たちから質問が途切れることなく続き、その積極的な態度から1週間足らずの間の成長が垣間見られました。

 

8月1日(水)、デービスを7時30分に出発し、スタンフォード大学に向かいました。現在、スタンフォード大学大学院に在籍する2人の日本人に案内をしてもらい、そのうちの1人から講義がありました。講義内容は現在行っている研究内容、および、その研究のきっかけ、さらに、海外の大学に入るためのロードマップ、そして、日本とアメリカの大学の違いなどさまざまなお話をうかがい、アメリカの哲学者ラルフ・ワルド・エマーソンの言葉、”Don’t be pushed by your problems. Be led by your dreams.” で講義が締めくくられました。

 

スタンフォード大学を後にし、ディアブロ・バレー・カレッジ(DVC)へと移りました。DVCは公立2年制のコミュニティ・カレッジです。DVCの在校生、卒業生5人の日本人パネリストからお話を伺い、学校の内容や利点、そして、4年制大学への進学の仕方など理解を深めていきました。4年制の大学編入の実績も高いDVCの学生の勉学に対する意識は高く、生徒たちはよい刺激を受けていました。

最終プレゼンテーションに向けて

プログラム中盤に入り、午前中の英語の授業では、最終プレゼンテーションに向けて少しずつ準備が進んでいます。今回の短期留学の最終プレゼンテーションのテーマは「Pursuit of Happiness(幸福の追求)」です。生徒たちはこちらに来てから多くの方々に自分の人生をより実りあるものにするためのヒントをもらいました。また、ホストファミリーやUCDの学生たちとのコミュニケーションを通して異文化を理解し、内面的な成長も見られます。生徒たちが得たかけがえのない経験を取り入れながら、自分の将来、そして世界の未来について発表することが今回のプレゼンテーションの狙いになります。

 

午後に行われているSALとのセッションも、「Happiness」というテーマでのディスカッションなどプレゼンテーションの内容を深めていくために重要となります。「幸福」とは非常に広義なテーマですが、まず自分の幸せから掘り下げていき、その後他人を幸せにすること、世界にとっての幸福とは、と想像力を使いながら英語で話し合いを行いました。また、「Poverty」についてのディスカッションでは、アメリカの貧困と日本の貧困についての違い、貧しい人々が直面する問題、そして、自分たちはその問題に対して何ができるのか、ひとりひとりが貧困に対する考えを深く掘り下げて考える有意義な時間となりました。

 

8月3日(金)、午前の英語レッスンは今日が最後となりました。各グループでプレゼンテーションを1人4分から5分行い、スピーチを終えた後、担当していた3人の先生から一人一人にフィードバックをもらいました。どの生徒に対しても、良かった点と、改善点を話していただき、月曜日の最終プレゼンテーションにつながるとても貴重な3時間でした。

 

午後はSALと「Future Dream」についてディスカッションを行いました。SALとのディスカッションも最後となることから、意見交換も活発に行われていました。午後の後半部分では、週明けに行われる最終プレゼンテーションに向けて、原稿の再チェック、および、Keynote作成等、午前中のトライアルプレゼンテーションからさらに完成度の高いものに仕上がっていきました。

 

最終プレゼンを控えた最後の週末、8月4日(土)・5日(日)は、SALとデービスの高校生も交えてゲーム、バレーボール、ジェンガー、コネクト4、サッカー、卓球、タッチダウンゲームなどを行ったり、デービスのダウンタウンで過ごしたりしました。一方、ホームステイ組はホストファミリーとそれぞれの休日を過ごしました。アメリカに来た当初は英語でコミュニケーションを図ることに躊躇していた生徒も、この短期留学を通して、英語で話すことを楽しむまでに成長してきました。また、最終プレゼンテーションのリハーサルをひとりずつ行い、志気が高まってきています。

 

こうして迎えた8月6日(月)、今日は短期留学プログラムの集大成である最終プレゼンテーションの日です。今までDavisの教員やSALの皆さんとのディスカッション、また、カリフォルニアで数々の方からしていただいたプレゼンテーションから学んだことを土台にして、約5分のプレゼンテーションが行われましたが、土曜日にトライアルプレゼンテーションでDavisの教員からフィードバックをしていただいたことに注意して、さらに練り上げられた素晴らしいプレゼンテーションばかりでした。その後、一人ひとりに対してDavisの教員からのフィードバックがあり、10人の生徒がグッドパフォーマーとして選ばれました。毎日一緒に学び遊んだSALの方々とは特に別れがたかったようで、生徒たちはいつまでも写真を撮り続け、別れを惜しんでいました。

プログラムを終え・・・

最終プレゼンを終えた生徒たちにインタビューすると、次のような思いや感想が聞かれました。

 

「三田国際の友達はもちろん、SALとの交流が楽しかったです。将来のことをこんなにたくさん話し、考えたのは初めてで、たくさん話を聞いてもらったし、アドバイスをもらいました。とても感謝しています」

 

「トランプやジェンガなどさまざまなゲームをしながらSALが考えていること(=アメリカや世界の価値観、大学生の価値観)を知ることができました。少し大人になった、世界が広がったと感じます」

 

「自分の将来やりたいことを見つけられました。高校卒業後は、Diablo Valley CollgeかDeanza Collegeで学び、フォトグラファーになりたい!こっちにきてたくさん写真を撮ったり、さまざまななプログラム、SALとのディスカッション等を通じて明確になりました。プレゼン(タイトル「A picture is worth a thousand words」)でエクセレントスピーカーズ(グッドパフォーマー)にも選ばれたし、とても充実していました」

 

「初めての外国、最初は消極的というか、受け身だったかもしれませんが、ゲストスピーカーの話を聞いて、マインドセットが重要だと思い、UCDの先生方やSALと積極的に英語でコミュニケーションをとるようにしました。プレゼンテーションスキルの授業で教わったPVLEGS(poise,voice,life,eye contact,gesture,speed)によりプレゼンスキルも大幅に上がったと思います。このスキルは日本に帰ったら仲間や後輩たちに広めていきたいです」

 

8月7日(火)、およそ2週間過ごしたDavisを発ち、サンフランシスコへと移動しました。到着して、ゴールデンゲートブリッジをバックに全体写真を撮った後、フィッシャーマンズワーフ、ツインピークスを経て、ショッピングセンターに行き、家族や友だちへのお土産を探すなど1日だけではありますが観光を楽しむことができました。

 

空港近くのホテルに到着後すぐに、現在、アメリカで身体に優しい癌治療の新薬を研究されている日本人の方から講義をしていただく機会がありました。経歴を具体的に伺うとともに、生きる上で大切な4つのことー①好きなことに打ち込むこと、②他者と信頼関係を築くこと、③決断は自分自身で下すこと、④チャンスをつかむことーを伝えてくださいました。プログラム期間中にさまざまな体験をし、考え、手ごたえのある成長実感を感じている生徒たちにとって、強く胸に響く言葉だったのではないでしょうか。

 

サンフランシスコ滞在を経て、帰国の途へ。

到着した成田空港では、迎えに来ていた家族に満面の笑みを見せていました。

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