Be a self-motivator ー 高1オリエンテーション合宿

行事

5月14日(月)〜16日(水)の3日間にわたって、高1はオリエンテーション合宿を実施しました。中学生と同じく静岡県熱海市内のホテルで、社会人講師の方々を招いて座談会やワークショップを行い、中学時代を振り返りながら、これからの自分の将来目標を設定しました。

 

オリエンテーション合宿は、中学、高校それぞれのスタート時期に設定され、三田国際学園の6年間のキャリア教育において重要なマイルストーンとなる行事です。先日行われた中学1年生のオリエンテーション合宿では、同学年のキャリアテーマである「自己理解」の最初のプログラムとして、コーチング研修、個人目標の設定と達成までのロードマップを作成しました。ここを起点に、中学3年間でさまざまなキャリアプログラムや行事を通して自己理解を深めていきます。この高1生徒たちも、中学一期生として入学してから多くのことを学び、経験してきました。

 

そして高校3年間のテーマは「自己を再構築する」ことです。進学という具体的な目標を定め、将来を見据えたとき、「自分がどうありたいのか」という問いへの答えは社会との関わりなしには見つけられません。このオリエン合宿では、その将来像を描くためのロールモデルでもある社会人講師の方々とのセッションを通して、自分が生きる「社会」への観測範囲を広げていきます。そして、中学3年間のさまざまな学びを踏まえて、自身の「現在地」を確認し、キャリアに関する将来ビジョンを明確化し、進路目標を設定するのがこの3日間のゴールとなります。

 

1日目はホテルに到着後、これから目一杯頭を働かせる前の準備運動として、箱根旧街道へハイキングに出かけました。幸いお天気にも恵まれて、気持ちの良い青空の下、青葉が繁る道を軽快に歩きました。

 

そしてさっそく社会人講師によるセッションがスタートします。3日間の背骨となるワークは『偉人伝』の作成です。(1)どんな中学時代だったか(2)高校生活の目標(3)自分の将来像、これら3つの要素を、それぞれ1枚の写真と簡潔なキーワードを1枚のプレゼンテーションシートの中に配置して、自分の過去・現在・未来のストーリーを表現します。

 

まずは中学の振り返りから行います。生徒たちは、中学時代に自分の世界が広がった経験、試練や困難を乗り越えた経験、行動を通して「好き」が芽生えた経験、心残りだったことなどについて事前に準備してきました。その内容についてグループで共有し、互いに質問し合い、自分自身が気づいていなかった「自分」に気づきながら、偉人伝のひとつ目のピースを完成させます。

 

1日目のセッションが自分の内なる世界をめぐる時間だとするならば、2日目に用意されたプログラムは、外の世界と出会いさまざまな人・物・事を受信するための時間です。さまざまな分野で活躍されている社会人講師の方との座談会、そして、仕事体験ワークショップを行いました。

 

仕事体験ワークショップでは、医療、国際開発、IoT、広告、エンターテイメントなどのテーマからひとつ選んで参加します。担当する講師の仕事とはいったいどんな仕事なのか、どのように社会と関わり合っているのかを知ることから始め、それぞれの講座ごとに設定されたアクティビティに取り組みました。

 

一方座談会では、多様な分野の十数名の講師の方々の中から自分の興味関心のあるグループを3つ選び、交代で話を聞いていきます。どんな学生時代を過ごしたか、どんな動機によって今の仕事、生き方を選択したのか、どんなことに思い悩んできたのか、講師の方それぞれの切り口で個性あふれるストーリーが語られ、それを聞く生徒の顔つきがどんどん集中力を増し、「この話をすみからすみまで聞き逃すまい」としている真剣さが伝わってきました。質疑応答でも、将来の目標を達成するために何が必要か、今直面している悩みにどう向き合えばいいかなど、熱心に質問し、時間があっという間に過ぎていったようでした。

 

そして全員共通の「将来のキャリアパスを描くワークショップ」では、偉人伝の残りの2つのピース「高校3年間の目標」と「将来ビジョン」についてディスカッションやコーチングを行い、偉人伝の仕上げとともに最終日のプレゼンテーションの準備に入ります。

 

相手の話に耳を傾け、相手の考えを引き出すコーチングは、3年前、中学1年生のオリエン合宿から実施してきました。その当時を振り返ってみると、出会ったばかりの仲間に対して、おそるおそる自分のことを打ち明けていたり、話を受け止めることはできてもどんな問いかけをしたらいいかわからずに戸惑っていたりしていました。

 

けれども今、自分が高校生活どうありたいか、そしてそれは自分の将来へとどうつながっていくのか、という問いに対して、自分のことを表明することはもちろんですが、それ以上に、相手の話を受け取り、質問を投げかけて、新たな気づきを引き出すことが上手になっていました。

 

一生懸命に話す相手への真摯なまなざしには、3年間の日々の中で経験し学んだことは決して自分一人で獲得したものではなく、ここで出会った友人、仲間とともに考え、味わい、積み重ねてきたものであるのだということが感じられました。

 

最終日は、偉人伝をもとに制作したプレゼンテーションの発表です。まずはクラスごとに全員が発表し、クラスから選ばれた代表者がステージで発表を行いました。一人ひとり、自分自身の過去と未来をつなぐストーリーを今現在の自分が表明していきました。こうして、さまざまな人に出会い、知らなかった世界を知りながら、過去を振り返り、自分の現在地をたしかめ、未来を見据える3日間が終了しました。

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