Open mind, Full heart.ー中1オリエンテーション合宿

行事

1日目

4月16日(月)から3日間にわたり、中学1年生はオリエンテーション合宿を実施しました。昨年に引き続き、湯河原のホテルに滞在し、新入生218名全員揃って2泊3日をともに過ごします。初日は交通渋滞もなく、予定通りホテルに到着した一行、まずは大広間で開校式を行い、お世話になるホテルのスタッフや添乗員の方々にご挨拶をしました。

 

 

6 年間の学校生活は、「僕って、私ってどんな人間なんだろう?」という問いと向き合うことから始まります。そのスタート地点として位置付けられているオリエンテーション合宿で行うのが、コーチング研修です。

 

コーチングとは、対話によって相手の自己実現や目標達成を図る技術です。相手の話を傾聴し、感じたことを伝えて承認し、質問をして思いや考えを引き出したり、引き出されたりする。こうしたプロセスを通じて、コミュニケーションの方法を学び、自己理解を深めていきます。

 

この合宿では、生徒一人ひとりが将来や学校生活での目標を定め、その目標を達成するために何をしなければならないかを考え、ロードマップを作成することが課題となっています。このロードマップ作成の際に助けとなるのがコーチングです。グループに分かれてセッションを順番に繰り返し、自分自身と向き合い、目標達成への道筋を考えていきます。

 

コーチングが終わり教員から「やってみてどうでしたか?」と問われると、会場のあちこちから「楽しかった」という声が上がりました。短時間に集中してセッションを行ったので、くたくたな様子でしたが、夕食時には元気な笑顔を見せていました。この後は、同じグループの人に書いてもらったアドバイスシートも参考にして、自分の考えをもういちどまとめ直して、ロードマップを仕上げていきます。

 

2日目

4月17日(火)、2日目の午前中はTrading Gameを行いました。このゲームは、世界経済の仕組みの一端を体験できる貿易シミュレーションゲームです。数人一組の「国」に分かれ、与えられた材料・資金で、規格が定められた紙製品を生産。銀行に買い取ってもらい、お金を稼ぎます。

 

単に国内で製品を生産するだけでなく、他国と交渉して材料や道具、資金を調達したりします。ゲーム中には、製品価格の高騰・下落を告げる「World Trade News」が流れ、その内容に各国一喜一憂しながら、対応していきます。

 

生徒たちは「よりたくさんのお金を稼ぐ」というゴールを目指して取り組みますが、このゲームの「本来の目的」は別のところにあります。終了後のフィードバックでは、各グループに与えられた条件(資金や材料の内容)が異なっていたこと、それが現実世界における先進国や途上国の環境を想定していることが明かされます。

 

とはいえ、各クラス1位となった国は異なりました。その勝因について尋ねると…
「低姿勢で粘り強くお願いし、常に利益を考えて行動した。紙を重ねていっぺんに切るなど、効率よく製造した」
「値段が3倍になるシールの情報を自分たちだけ知っていたので、その情報を活用してあらかじめ大量生産しておいた」
「ニュースの情報に対する素早い対応力とグループの分担、チームの協力があった」
「紙が一枚から始まったが、お金はたくさん持っていたので稼ぐことができた」
自分たちに与えられた条件の中で、有利な点を生かし、弱点を克服するための工夫をしていたことが分かりました。

 

午後は、箱根旧街道をハイキングしました。残念ながら雨も降り出してしまいましたが、「こっちの方が歩きやすいよ」「そこ気をつけて」など互いに声を掛け合いながら、元気に歩ききりました。ハイキングから戻りお風呂に入って温まったら、昨晩書いたロードマップを清書して、クラスメイトの前で発表するための準備に取り掛かります。一人で黙々と暗唱してみたり、友達に聞いてもらったりしながら、夜の発表に向けて練習をしました。

 

夕食後は個人目標の発表です。クラス内での発表を経て代表に選ばれた人が、3日目最終日に学年全員の前でプレゼンを行います。建築士、医師、外交官、エンジニア、塾の先生、弁護士などなど、さまざまな将来の夢とともに、その動機や、目標達成に向けて自分が何をすべきか、どんな人間であるべきか、一人ひとりがそのストーリーを真摯に語りました。そして、新たに出会った仲間の発表を聞く側もまた、真剣な表情で最後までその発表に向き合いました。

 

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3日目

4月18日(水)、合宿も最終日となりました。クラスから選ばれた代表者のプレゼンテーションでは、一人ひとりが代表としての自覚を持ってステージに上がり、自分の将来の目標、その実現に向けて三田国際学園で学びたいこと、そしてどんな人間に成長したいか、会場にいる仲間たちに向かって堂々と宣言しました。

 

続いて行ったのがクラス目標の発表会です。この日に向けて入学後のHRなどを使ってクラス目標について話し合ってきました。合宿中も、個人発表の準備の合間を縫って発表内容や演出、役割分担などを行い、時間ぎりぎりまで練習を重ねました。

 

各クラスともそれぞれのクラスの特色が出た演出がなされており、どのクラスからも「このクラスメイトと共に自分たちのクラスをつくっていく」という強い意志や願いが感じられました。

 

中学1年生の学年目標は”Open mind, Full heart.”です。この合宿では、チームとしての行動し、自ら役割を探して、積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢が求められていました。そうした中で、自分自身のことだけではなく、友達を気遣い声を掛け合いながらこの3日間を過ごす4期生の姿がありました。

 

それはこの学年目標が、もうすでに一人ひとりの胸に刻まれ、実践されている証でもあります。その「芽」を、これからはじまる三田国際学園での学びの日々の中で、みんなで大切に育てて大輪の花を咲かせてください。

 

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