SCIENCE

理科

理科

理科 佐藤充恵

科学が進歩し、多くのことがわかっていると思いがちですが、実はわからないことがまだ無数にあります。「なぜ?」という原点に、いつも戻って考えることを大事にしています。

日々進化するサイエンステクノロジーは、私たちの生活とは切っても切り離せないものです。また、世界中で発生している未曾有の自然災害がもたらす様々な問題は、誰にとっても無関係なことではありません。科学的な視点に立って日常をとらえること、社会の諸問題を正しく認識し、解決することは、グローバル社会において必要とされる習慣・能力です。理科では、実験や調べ学習を通して、身近な問題から世界規模で問題となっている事象・現象について理解を深め、問題解決の糸口を考察する力を養います。またその過程で、基本的な知識に対する興味・関心が生まれ、さらに知的好奇心を深めることができます。新しい科学技術をただ使いこなせるだけではなく、その技術の基本原理に目を向けさせること、興味関心をひかせるよう導くことも理科として大切なことと考えています。

自由な発想を生み出すサイエンスラボ

サイエンスラボには大学の研究室レベルの設備・器材を整備し、「理科好き」の飽くなき探究心に応える準備をしています。教員のトリガークエスチョンに対し、目的を持ち、既習の知識から仮説を立て、それぞれの仮説を共有することから実験が始まり、仮説を実証する実験方法も議論し、グループによっては同じ目的のために異なる方法で行うこともあります。タブレット端末などICT機器を活用して実験を記録・観察し、ディスカッションを行うことを習慣づけ、再現実験や基礎研究への広がりを持たせます。


身近な現象への興味を引き出す実験授業

《中1化学》水溶液の性質を学ぶ実験では、「レギュラーコーヒーからインスタントコーヒーは作れるか?」という問いについて考えます。「凝縮すれば作れるのではないか」という仮説を立て、グループで実験方法を考えることからスタートし、その検証のための実験を行います。実験の過程では、ろ過や再結晶の操作についても学びます。動画などを活用して記録した結果をもとに、グループごとに考察をまとめて、最後にはプレゼンテーションを行います。身近なものをテーマとして選び、そのテーマについて科学的思考を深め、次のクエスチョンを生徒自ら引き出させるような授業を展開します。


相互通行型授業

《高1生物》自律神経系ではたらくホルモンや免疫システムにかかわる物質は、種類が多く、それらが複雑に機能します。ひとつひとつ整理して覚えることも大切ですが、まずは身の回りで起こりうる現象に着目し、それについて調べ学習を行います。例えば免疫システムを学習する前に、まず「アレルギー」について調べ、どのような種類のアレルギーがあるか意見を出し合います。グループごとに各アレルギーの症状、治療法、予防法などについてまとめて、プレゼンテーションを行い、クラス全体で情報を共有します。このような作業によって、免疫についての理解がより深まります。

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